2017年3月6日 更新

歯痛の原因は?歯の食いしばりに潜む危険を知る

人は起きている間でも、自分の癖や習慣にはなかなか気付かないものです。ましてや、睡眠中はほとんどのことを覚えていないですよね。寝ている間の困った癖といえば、「いびき」や「寝相」そして「歯ぎしり」「歯の食いしばり」。今回は歯の食いしばりの危険性を紹介していきたいと思います。

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歯の食いしばりとは何か

まず、歯の食いしばりとはそもそも、どのような行為を指すのでしょうか。
食いしばりは上下の歯と歯を合わせて噛みしめることです。歯の食いしばりは歯ぎしりなどと同じように歯や歯茎にとって大きなダメージが加わります。歯と歯は1日に接している時間は食事の時に15分から20分程度で、それ以外は安静空隙(あんせいくうげき)といって1mm程度開けているのが正常です。
食いしばりとはその名の通り、歯を強く噛みあわせることで、本来は1日に数十分程度の食いしばりはがありますが、睡眠中の歯の食いしばりが1~2時間と、数時間単位で起こってしまうことをいいます。
原因としては精神的ストレスや姿勢の悪さがあげられます。他にもスポーツ選手や、普段から歯を噛みしめる癖がある人は寝ている間も食いしばることがあります。また、虫歯の放置や片側だけで噛んで食べる癖、噛み合わせが悪いなど、口腔内のトラブルが原因である場合もあります。現代社会ではパソコン作業やスマホ、ゲームなどの生活習慣により歯の食いしばりが増えています。

食いしばりで起こりうる歯への危険

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歯を食いしばることで単に歯が痛くなるだけではすまないリスクを紹介します。

・エナメル質が傷つく、歯がすり減る

強い力を加え続けることによって、細かいヒビが入り歯のエナメル質を傷つけてしまうのです。エナメル質がえぐられ、神経に近いところであれば知覚過敏になっていたり、歯髄炎になることもあります。

・歯槽骨が溶ける

食いしばりや歯ぎしりなど、歯を強く押す癖がつづくと歯槽骨が溶けてしまいます。歯槽骨とは歯を支えている部分のことですが、ここが失われると歯周ポケットに汚れや細菌が入ります。そして、歯周病を悪化させてしまうのです。

・被せものや詰め物が取れる

虫歯の治療で銀歯やセラミックの詰め物をしているところに、何度も力が加わると壊れたり取れてしまったりします。
セラミックは噛み合う歯を傷つけないように、歯と同じか少し固めのセラミックを使うことが多いです。食いしばりがあると歯に強い力が加わり、セラミックが割れたり欠けたりします。しかし、あまり固いセラミックを使うと噛み合う歯が欠けたり、歯を支えている骨にダメージが加わることがあるため、食いしばり自体をコントロールする必要があります。

・歯が割れ、抜歯

あまりに強い力が加わりすぎると歯根、つまり根元から歯が割れてしまったりします。こうなると、抜歯しなければいけない状況になり、歯を失ってしまうのです。神経のない歯は特に要注意です。水分が少なくもろくなっているため、他の歯より割れやすくなっています。また、神経がのこったまま大きく割れると大きな痛みを感じることもあります。

・神経が死んでしまう

歯に亀裂が入ると細菌が神経に入り込み、感染そのまま神経が死んでしまう場合もあります。小さい亀裂だと歯科医院でも発見しにくく、知らない間に進行しているケースもあるのです。

食いしばりで起こる体への危険

歯を食いしばると歯への影響だけでなく、体の他の部分にも影響が出てきます。

・顎関節症

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若い女性に多いといわれる顎関節症も歯の食いしばりが原因といわれています。顎の関節周りに異常が発生し、口が開けにくかったり、顎がカクカクと鳴る症状がみられます。グッと食いしばることで筋肉が緊張し、口周りの筋肉のバランスが崩れて痛みを感じます。
顎の関節にある軟骨がずれてしまったり、変形してしまうことで痛みが発生します。顎関節症になると口が開きにくくなり、痛みで食事もするのも難しくなります。

・肩こり、頭痛

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歯の食いしばることで筋肉が固まったり、血行が悪くなります。すると口から近い位置にある、肩や頭に影響が出やすいのです。また、耳鳴りや目にも影響が現れることもあり、人により様々な障害が出てくるでしょう。体の一部が血行が悪く詰まってしまうと、他の箇所まで血行が悪くなってしまいます。

癖を自覚する

もし、原因不明の頭痛や歯痛がある場合は自分が気付かない間に、歯を食いしばってしまっているかもしれません。自分では口の中の状況を把握しにくいものです。歯の削れ方や症状から、原因が歯の食いしばりにあることもわかります。マウスピースや噛みあわせ治療により治すこともできるので、一度歯科医院を受診することをお勧めします。

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