歯並びに対する意識の高まりと実情
周りに矯正されている方はいらっしゃいますか?
筆者が子供の頃(1970年代)は矯正をしている人をみかけることはほとんどありませんでしたが、最近では子供も大人も時々お見かけします。
長い間、日本では歯医者さんはやむを得ず虫歯の治療にいくところでしたが、この30-40年の間で「予防」のために定期的に歯医者さんへ行く人も増え、審美や矯正の専門歯科が増えてきました。
しかし、日本人の矯正する人の割合はまだ低いそうです。
筆者が子供の頃(1970年代)は矯正をしている人をみかけることはほとんどありませんでしたが、最近では子供も大人も時々お見かけします。
長い間、日本では歯医者さんはやむを得ず虫歯の治療にいくところでしたが、この30-40年の間で「予防」のために定期的に歯医者さんへ行く人も増え、審美や矯正の専門歯科が増えてきました。
しかし、日本人の矯正する人の割合はまだ低いそうです。
「治療したいと思う」人の割合は、日本54.2%・アメリカ79.3%・中国85.3%となり、日本は海外に比べて矯正治療率・治療意向ともに低いことが明らかとなった。
日本人は矯正になかなか踏み出しにくいようです。
日本人は歯ならびが悪くなりやすい?
もともと日本人は歯並びが悪くなりやすい人種だそうです。日本人の民族の生い立ちから歯並びについての考察です。
残念ながら東洋人の中でも比較的、日本人は歯並びが悪い方です。それには理由があります。その前に、まず日本の民族の生い立ちを知ると納得できるでしょう。
<中略>
日本人の中でも弥生人の大きな歯の遺伝子と、縄文人の狭いアゴの遺伝子を受け継いだ人は、乱杭歯(歯並びがでこぼこの状態)や八重歯になり、弥生人の広いアゴと縄文人の小さい歯の遺伝子を受け継いだ人はすきっ歯になる傾向が強いのだといわれています。
日本人の歯並びが悪くなりやすいということも、歴史的にこういう理由が考えられることにも驚きです。縄文人と弥生人はあごの大きさも違うルーツの人種なんですね。
外国人から見た日本人の歯並び
調査は日本に住む外国人100名を対象に、2012年3月、在日外国人向け雑誌の読者モニターへのアンケート調査という形で実施した。日本人の歯並びに対する印象について聞いたところ、「日本人は歯並びが良い」と回答した人はわずか4%。一方、76%が「歯並びが悪い」と回答している。「先進国で最低」、「ひどさに驚く」、「なぜ治さないのか」といった声も多く寄せられた。
歯並びは見た目の問題だけではないことを知っていれば、「なぜほう放っておくのか」「放っておいたのか」と思われているのかもしれないですね。
”八重歯はかわいい”というのは日本人だけの感覚
残念ながら、先進諸国の中で八重歯が好意的に見られているのは日本だけのようです。
筆者も八重歯の人をかわいいと思うこともありますので、その感覚を否定するわけではありません。
しかし八重歯は歯列に入りきれず、飛び出して他の歯と重なって噛み合わせが悪くなってしまった歯。歯磨きがしにくく、いずれ虫歯や歯周病になりやすいデメリットの方が大きいので「かわいいから」と言わず早いうちに矯正することをお勧めします。
筆者も八重歯の人をかわいいと思うこともありますので、その感覚を否定するわけではありません。
しかし八重歯は歯列に入りきれず、飛び出して他の歯と重なって噛み合わせが悪くなってしまった歯。歯磨きがしにくく、いずれ虫歯や歯周病になりやすいデメリットの方が大きいので「かわいいから」と言わず早いうちに矯正することをお勧めします。
では、”育ち”とはなんでしょうか?
実はある程度は子供の頃からの生活習慣を気を付けることで歯並びをそろえることができるのです。
確かに先天的要素や遺伝の影響もあり、100%子育てだけで歯並びのよい子に育てることはできません。けれど、あごの骨や歯列の幅を大きくきれいに育てる食生活や姿勢、生活習慣病などは、親の心構えひとつでできるものなんです。
子供の顎の発達にいい食事や生活をすることで歯並びを”育てる”ことができるんですね。
0歳の時点から親のほんの少しの努力によって、大きく変わってきます。
姿勢が大きく歯並びに影響を与えているのです。
そして、姿勢は返事や挨拶など子供たちのエネルギーにも大きくかかわってきます。
姿勢は運動などでいい姿勢に近づけることは可能です。
良い歯並びを作ろうと思ったら、良い姿勢でいることが大事なのです。
歯並びは姿勢と密接なつながりがあるんですね。
姿勢がよい←→歯並びもよい
歯並びが悪い人が、姿勢をよくすることでも口内や顎に良い影響がでそうですね。
姿勢がよい←→歯並びもよい
歯並びが悪い人が、姿勢をよくすることでも口内や顎に良い影響がでそうですね。
姿勢が悪い原因が咬み合わせにあるケースでは、姿勢をまっすぐにする訓練さえすれば、姿勢が改善されるのはもちろん、あごのずれも軽くなってきます。まさしく、子どもの体は粘土のよう、生活習慣を正しくするだけで、どんどんいい方向に成長します。
姿勢をよくする訓練=姿勢よく”育てる”とあごのずれも軽くなるんですね。
好感度があがる上に自分も健康になるなら一石二鳥、いや三鳥です。
好感度があがる上に自分も健康になるなら一石二鳥、いや三鳥です。
まとめ
”歯並びのよさは育ちのよさを表す”
これは一般的には治療を受けさせる”経済的余裕”を指しているのだと思われていますが、いろいろ調べているうちに、単純にそのお金のことだけを意味するのではないなと感じました。
小さいころから歯に気を付けて生活をし、予防や治療を受けさせることは、
1.将来にわたって身体全体の健康のもとになること
2.性格も前向きになること
3.歯並びは姿勢とつながっていること
4.社会的(対人的)にも受け入れてもらいやすくなること
という、歯ならびだけでなく歯のメンテナンスは自分にとって大事なものだ、という”よい知識を育てる”ことなのですね。
もちろん、歯並びが悪くても人柄の良い方・裕福な方もいますし、逆もしかりです。
言葉に振り回されるのではなく、歯並びの大事さをしっかり子供たちに伝えていけるといいですね。
これは一般的には治療を受けさせる”経済的余裕”を指しているのだと思われていますが、いろいろ調べているうちに、単純にそのお金のことだけを意味するのではないなと感じました。
小さいころから歯に気を付けて生活をし、予防や治療を受けさせることは、
1.将来にわたって身体全体の健康のもとになること
2.性格も前向きになること
3.歯並びは姿勢とつながっていること
4.社会的(対人的)にも受け入れてもらいやすくなること
という、歯ならびだけでなく歯のメンテナンスは自分にとって大事なものだ、という”よい知識を育てる”ことなのですね。
もちろん、歯並びが悪くても人柄の良い方・裕福な方もいますし、逆もしかりです。
言葉に振り回されるのではなく、歯並びの大事さをしっかり子供たちに伝えていけるといいですね。