2017年3月6日 更新

ほんとにストレス?歯ぎしりの原因は「生活習慣」かも…

「歯ぎしり」に悩んでいませんか。マウスガードなどの「対策」はあれど完全に治すのは難しいですよね。ここでは歯ぎしりの原因を見つけ、その影響を軽減するための情報を集めました。

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歯ぎしりの種類

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”歯ぎしり”には寝ている間の「ギリギリ」(グライディング)や「カチカチカチ」(タッピング)といった自分も周りも気づくものと、いわゆる”食いしばり”と言われる(クレンチング)無意識にやっているものがあります。

最近では歯ぎしりだけでなく、多くの人がこの「食いしばり」による不調があるのではないかと言われています。

たかがではない、歯ぎしりで起こる不調

診療台で不安な女性患者|イラストNo.1248【歯科素材.com】 (11675)

筆者は家人に音が鳴る歯ぎしりの指摘はされたことがありませんが、顎関節症で慢性の肩こり持ちです。
実は先日、歯医者さんで歯茎の状態から「食いしばり」があるだろうと指摘されました。
それからは意識して歯を上下くっつけないように心がけているところです。
・歯へのダメージ
歯がすり減る、ヒビが入る、欠ける、折れる、詰め物・かぶせ物がはずれる、歯がしみる(知覚過敏)、噛むと歯が痛むなど。
・あごへのダメージ
顎関節症(あごが痛む、口が大きく開かない、あごがカクカク鳴る)など。
・その他のダメージ
顔の変形、頭痛、肩こり、腰痛、自律神経系失調症、耳鳴り、倦怠感など
このほかにも、ほうれい線が深くなったり顔のえらが張る原因にもなるそうです。女性にとっては大きな問題!

とはいえ、歯ぎしりは悪いことばかりではない

え?という感じですが、歯ぎしりはネズミや猫、鳥などにも見られる、動物として昔からやっている自然行動なのです。「ああ、また歯ぎしりしちゃった」と落ち込まず、「ストレス発散してるんだ」と、楽な気持ちで付き合いましょう。
歯ぎしりは、必ずしも悪いことだと言い切れないものなのです。むしろ、現代社会を生きる人にとっては必要不可欠な情動行動と言えるかもしれません。

それは、歯ぎしりが精神的なストレスを発散する行動でもあるからです。

歯ぎしりの原因

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歯ぎしりをしてしまう原因と言われている主なものはこの4つです。
1.ストレス
2.噛み合わせの問題
3.TCH(くせ)*下記引用
4.生活習慣によるもの
TCHとは、Tooth Contacting Habit の略で、日本語で言えば、上下の歯を接触させる癖のことです。
初めて聞く言葉かもしれませんが、もしかしたらこのタイプの方が多いかもしれません。筆者も思い当たります。

ほんとうの治療とは?

”どんなに歯医者が苦労して噛み合わせを作っても、食いしばりで患者さんが歯を壊すことは防げない”

世界的に有名なオーストリアの歯科医師、セラバチェック先生の深い言葉です。
セラバチェック先生は難解な歯ぎしり、食いしばり解決の糸口のため理学療法を開始しているそうです。
EBM(エビデンス=科学的解明)は未解決ですが、理学療法により歯ぎしりや食いしばりは防げる可能性は高いと考え、現在トリガーポイントマッサージを主軸に取り組んでいます。
対症療法ではなく、歯ぎしり・噛みしめの根本的な問題に目を向けていくと日本でも治療方法が変わってくるかもしれません。

歯ぎしりをしやすい性格と生活習慣

過食症のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (11676)

歯ぎしりで悩む方としない方の違いは何でしょうか。
自分が歯ぎしりをしてしまう”原因”を探るためにどういうタイプの方が歯ぎしりをしやすいか、をみてみましょう。まずは性格。
あなたは歯ぎしりしやすい性格?
・目的を達成するために精力的に働く
・いつも時間に追われている
・攻撃的
・競争心が強い
・がむしゃらにがんばる
・ストレスをうまく発散できない
このような性格の人は強い歯ぎしりを起こしやすい人です。
あなたはいくつ当てはまるものがありますか?
次は生活習慣です。
筆者も①②④⑤が当てはまりましたので、枕は最近タオルに変えました(洗濯も楽!)

まずはできることから試してみよう!

「ストレスをなくす」ことも「性格を変える」ことも簡単にはできませんので、まずは生活習慣を変えてみましょう。

日中

・食事以外は常に上の歯と下のはがくっつかないようにする(TCH対策・1番大事)
・足を組まない
・頬杖をつかない
・よい姿勢を心掛け、猫背にならないようにする
・適度な運動とストレッチ

就寝時

・枕を低くする(タオルを丸めて首の下にいれる程度)
・できるだけ仰向けに寝る
・布団に悩み事をもちこまない
・直前の飲酒・喫煙を控える
・深呼吸と簡単なストレッチで体をほぐす
ぐっすり眠るための準備も大事

ぐっすり眠るための準備も大事

自分に「ぐっすり眠るぞー」と暗示をかけるのもいいかもしれません。

こんな方法もおすすめ♪

面白いリラックス方法を見つけました。
「さとう式リンパケア」は、耳(顎関節)=口腔から身体全体をゆるめ、リンパを流れやすくすることで循環機能を高めます。 肩こり・頭痛などの様々な症状を改善するだけでなく、小顔、リフトアップなど、優れた美容効果もある次世代型健康・美容法です。
この「耳たぶまわし」をやると「咀しゃく筋」がゆるんで肩こりや歯ぎしりにも効果があるそうです。

筆者もやってみたらだいぶ首から顎周りのめぐりがよくなったようにポカポカして気持ちがよかったです。

自分に合った歯医者さんでの治療を探しましょう

すでに歯や顎に影響が出ている時は歯医者さんでの治療が大事です。
それぞれ専門がありますのでいろいろ検索してから来院されるといいですね。
治療方法をいくつかご紹介いたします。

1.マウスピース

マウスピース

マウスピース

これを使っている方が一番多いと思います。どうしてもしてしまう歯ぎしりによる歯への負担が軽減できますね。歯医者さんで自分の歯型にあったものを作りましょう。

2.噛み合わせの治療

矯正治療

矯正治療

歯がずれているだけでも実は大きなストレス。噛み合わせの治療により全身のバランスもよくなります。

3.サブリンガルプレート

SLP(サブリンガルプレート)とは、日本歯科大学顎関節症診療センター初代センター長ならびに日本歯科大学名誉教授:丸茂義二先生考案の歯ぎしり ・食いしばり・睡眠時無呼吸症候群などを効果的にコントロールできる装置です。

4.トリガーポイント療法

「トリガーポイント療法」とは、運動不足や悪い姿勢を続けることによって疲労が蓄積し凝り固まり、ねじれや突っ張りを起こしてしまった筋肉・筋膜を、元の伸縮性・復元性のある状態に戻す施術のことなのです。
トリガーポイント療法ができる病院は限られていますので検索してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。歯ぎしりは自分も周りもつらいですよね。
体全体の不調問題にもなりますので、できれば自分で根本治療ができる方法を!という思いでまとめました。

一番の原因と言われる心の問題やストレスをなくすのは難しいですから、たまに自分の気持ちを開放してあげる時間を大事にされてください。みなさんの健康のご参考になれば幸いです。
あと、子供の乳歯の歯ぎしりについてはストレスではなく、成長過程として特に問題はないと言われていますのでご安心ください。

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麻衣 麻衣