2017年3月6日 更新

なぜ?抜けた歯を屋根の上に投げるといいと言われる理由

子供の歯が抜けると「屋根の上に投げると丈夫な歯になる」と言われたことがありませんか?古くから言われている言葉ですが、どうしてそんな風に言われるようになったのでしょう?今回は「歯を屋根の上に投げる」理由について見ていきましょう。

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なぜ抜けた歯を屋根の上に投げるの?

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昔、狩猟採集の生活から稲作への生活に変化すると増え始めた虫歯。虫歯の治療は抜歯しかなく、歯ブラシなどもなかった時代には丈夫な歯が生えてくることを祈るしかありませんでした。そこで日本では、子供の歯が抜けると真っ直ぐ生えてくるように、下の歯は屋根の上に、上の歯は地面に埋める風習が生まれたのです。
抜けた乳歯をどうするか。 国ごとにさまざまな言い伝えや習慣があります。
日本を含めアジアでは、上の歯は縁の下に、下の歯は屋根へ放り投げるという習慣があります。新しい歯は、古い歯がある方向に伸びると信じられているからです。

なぜ歯を投げる時「ネズミのように」と言うの?

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歯を投げる風習は全国的なものですが、その時に言うフレーズには地域性があります。とはいえ、全国的に多いのが「ネズミのように」という言葉。なぜネズミなのかというと、ネズミは歯が丈夫な生き物だからです。そしてネズミは歯が伸び続けるげっ歯類。歯が丈夫で真っ直ぐなネズミにあやかりたい、という気持ちの表れなのです。
上の乳歯を床下へ、下の乳歯を屋根上へ投げるのは、続いて生えてくる永久歯をその方向へちゃんと導いてくれるように、というおまじないです。
 またその際、「ネズミの歯のように強くなーれ!」や「ネズミの歯と変ーわれ!」というような願いを掛けることが多いようです。ネズミの歯が後から後から伸び続けることにあやかったのでしょう。

ヨーロッパでは抜けた歯はとっておく

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日本では歯の健やかな成長を願って、屋根の上や地面に投げたり埋めたりする乳歯ですが、ヨーロッパでは「抜けた歯を枕のポケットに入れておくと、妖精がコインと交換してくれる」という風習が残っています。妖精のために、歯を入れるポケットつき枕もあるほどです。
欧米諸国で一般的なのは、「抜けた歯を枕の下に入れて寝ると“Tooth Fairy(歯の妖精)”が持っていく」という習わしです。しかも、翌朝になって子どもが目を覚まして枕の下をみると、妖精が歯のかわりにコイン(お金)を置いてくれている!!これには子ども達も大喜び。歯が抜ける怖さや歯医者さん嫌いが多少なりとも柔らぐ、粋な計らいといえますが、子どもを起こさずに枕の下の歯をコインに入れ替える作業は、サンタクロース以上のテクニックを要するはずです(笑)。

そこで登場したのが「Tooth Fairy Pillow」。歯を入れる小さなポケットがついた枕で、サンタクロースの靴下のように、ベッドの脇に掛けるタイプのものが主流です。これには妖精も大助かり(?)かもしれませんね。

最近は歯を投げるより取っておくほうが主流に

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歯が抜けたら屋根の上に歯を投げた経験があるのは、親世代だと8割。しかし、その子供の世代だと実行した、または実行しようと思っている人の割合は、5割まで低下。抜けた乳歯にまつわる風習は、廃れる傾向にあります。一方で、抜けた歯をとっておく人は増加傾向にあるようです。
「下の歯が抜けたら屋根の上に、上の歯は縁の下に投げる。」 という風習について、 親自身は約8割が実践したことがあると答えたものの、子供に対し実践している・しようと思っているという回答は51%だった。
従来は家族ができれば戸建をもつ、という考え方が一般的であったが、近年は集合住宅に住む家庭が大きく増加し、多くの家庭に歯を投げるための屋根や軒下がないということが1つの要因として考えられる。子供の成長を感じる大切な行事の一つであったが、今後この文化は廃れていってしまうことが懸念される。
日本では、「いい歯が生えてきますように」という願いを込めて下の歯は屋根の上に、上の歯は幹下に投げたりする習慣もありましたが、最近では成長の記録として乳歯ケースに入れて保管しておく人が増えているようです。

まとめ

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抜けた歯を屋根の上に投げる風習は、ネズミの歯にあやかって、歯が上部に、真っ直ぐ伸びるように願いをこめて行われるもの。最近は行わない家庭も増えていますが、行わなくてもこうした習わしが日本にはあるのだということを知っておきたいですね。

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choco | 273 view

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達也 達也