2017年3月6日 更新

”歯でしっかり噛む力”が大切な理由とは?

最近の日本人は噛む力がどうなろうと気にも留めず、自分の好きなようにものを食べています。そんな中にあって、一言ものを申したいと言わんばかりに言っているのがこの記事です。この記事を読むことによって、今までより歯で噛む力について意識してもらえたら嬉しいです。

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辞書からみる"噛む"ということの意味

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かむということについて、まず最初に辞書の意味から見ていきたいと思います。かむという言葉の漢字は下を見てもらえばわかると思いますが、3種類以上の漢字表現があるとされています。私たちが、いつどこで、どの"かむこと"を行っているのかということを頭に思い浮かべたら分かりやすいですね。”かむ”って言う表現でも沢山の漢字が存在しているのは、日本語だからこその面白さではないでしょうか。このように、「多様な意味を用いる漢字」という面白さが滲み出ています。
「かむ」ということは辞書によると、「咬む・噛む・嚼む」など、以下の意味があります。
上下の歯で物を挟んだり、砕いたりする。「よく―・んで食べなさい」
歯を立てて傷つける。「舌を―・む」「蛇に―・まれる」
歯車の歯などがぴったりと合わさる。「ギアが―・む」
水の流れが激しくぶつかる。「岩を―・む激流」
くわだて・事件などに関係を持つ。「計画には彼が一枚―・んでいる」
(放送・演劇で)言葉を言い間違えたり、なめらかに話せなかったりする。
「台詞を―・む」
強く説きふせる。また、しかりつける。
歯科における意味としては、「噛む≒咀嚼」、「咬む≒咬みあわせ」というのが一般的です。

なぜ噛む力”が大切?噛む事のメリットとは

噛んで生き生き ~健康で長生きするために~

私たちは普段食べるときに食べ物をどれくらいしっかりと噛んでいるのでしょうか。噛む回数が足りないということがあっても、食べ物が口の中に入ってからよく噛んで「噛みすぎ」ということはありません。この噛むということが、私たちの体に直接的にどう関わってくるのかということは下を見てもらえばよく説明がされているのでわかると思います。歯から健康な体をつくることができるということをまだ知らない人にぜひ知って欲しいです。
まず、噛むことが身体に及ぼすよい影響について知っておきましょう。
①食べ物の消化・吸収によい
 消化酵素のアミラーゼを含む唾液の分泌を促し、胃腸での食べ物の消化吸収を促進する。また、よく噛まないと、消化器官に余分な負担がかかり、消化不良を起こすこともある。
②むし歯・歯周病予防
唾液の分泌がよくなり、唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させるため、口腔内の清潔が保たれ、むし歯や歯周病の予防につながる。
③がんや老化を予防する
 唾液に含まれるペルオキシターゼというたんぱく質には、発がん性物質の発がん作用を抑える働きがある。また、ペルオキシターゼには、老化現象など、身体に悪影響を与える活性酸素を抑制する働きもあるので、よく噛むことは老化防止にもなる。
④脳を刺激、活性化する
 おいしい・まずい、固い・軟らかい、熱い・冷たいなどと感じたり、噛むという作業により、頭部の骨や筋肉が動き、血液の循環がよくなることで脳神経が刺激され、脳の働きが活発になる。
⑤ストレス解消と肥満防止
 早食いをせず、ゆったりと時間をかけて楽しく食事をするということは、緊張をほぐし精神を安定させ、ストレス解消にもなる。また、食事に時間をかけることにより、満腹感が得られ、食べ過ぎによる肥満防止の効果もある。
⑥強いあごをつくる
固い物をよく噛んで食べると、上下のあごの骨や顔の筋肉が発達し、丈夫なあごをつくる。あごが充分に発達していないと歯並びが悪くなり、運動能力が低下するなど、いろいろと健康を害する問題が生じる。

高齢者の”噛む力”の低下問題

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高齢者の方は、若い時のようにパワー全開で力が出るということはなかなかありません。食べることさえ、思うようにいかない人だっています。高齢者になれば、当たり前ながら様々な筋力は落ちていきます。その落ちてしまった筋力はお口の中にまで来ているからこそ、問題にされているのです。歯は私たちが毎日食べ物を食べて使う部分なので、問題視されるのも当然だと言えます。衰えを感じている人は、ぜひ噛む力についても見直しを行い、対策を立てるとよいでしょう。
高齢者の場合、咀嚼力が低下する一番の原因は、
歯がなくなってしまうことにあります。
歯がなくなる多くの原因は、虫歯と歯周病ですので、
なるべく若いときから定期検診をするなので歯を大切にしましょう。
高齢者になっても口の中をいつも清潔に保ち
歯が抜けてしまったら義歯を入れて、咀嚼力を保ってください。
歯は脳にも、身体全体にも影響するので、
なるべく普段から硬いもの、形のある食材、噛み応えのあるもの、
歯によい食品を意識して選び、食べて
歯から健康を増進し、認知症の予防を目指していきましょう。

顎や歯が衰退する前に…しっかり噛む癖をつけることが大切

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噛むことが大切だということは、ここでよくわかって頂けたのではないでしょうか。
あまり噛まなくても食べられるほど、柔らかい食べ物は多くありますが、噛む力が衰退してしまうと健康には悪影響です。

・一口につき30回以上噛む
・ガムを噛んで、よく噛む癖をつけてみる
・スルメなどの硬いものを食べて噛む力・顎を鍛える

など、いますぐ実践できる方法はたくさんあります。

ぜひみなさんも、しっかり噛むことが大切な理由を知り、今から実践できる方法をチャレンジしてみてくださいね^^

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美穂 美穂