八重歯って何がだめなの?
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八重歯は邪魔者扱いされがちですが、それは八重歯に問題点が多いからです。八重歯があると、何がいけないのでしょうか?
■ 八重歯の問題点
日常生活に支障をきたすこともあるため、八重歯を歯列矯正によって改善する方が多いことも現状です。
でこぼこの歯並び(叢生)であることが多く、ブラッシングが難しく、虫歯や歯周病を引き起こしやすい。
食事中や転倒した際に、八重歯で唇や舌を噛んでしまい、怪我をしたり、口内炎ができやすかったりする。
噛み合わせの問題となることがあり、顎関節症の原因となったり、胃腸に負担をかけたりすることがある。
このように、八重歯があることで虫歯になりやすい、怪我をしやすい、噛み合わせが悪くなって胃腸にも負担がかかるという問題点があります。八重歯が、胃腸にまで負担を及ぼすとは驚きですよね。それでは次に、八重歯を抜歯するとどんなメリットがあるのかをご紹介します。
さらに、八重歯は衛生・歯科的問題点の他に心理的にも問題点があります。八重歯がある方は歯並びにコンプレックスがある方が多く、そのせいで人前で笑えないという方も多いのです。
笑った時に相手に八重歯が見えるというのは、一般的には「恥ずかしい」と感じるものです。
八重歯があるために、人に笑顔を見せることがコンプレックスになると、心理的に自分に自信が持てなくなるため、他人とのコミュニケーションが消極的になり、性格が暗くなってしまう。
潜在的にもその様に感じている方は意外にたくさんいらっしゃいます。
その証拠に矯正治療を受けて歯並びが良くなると、性格が明るくなる方がたくさんいらっしゃるからです。
八重歯を抜歯するメリット
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当然歯みがきがしにくくなり、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなるでしょう。
八重歯を抜歯することで歯並びがよくなるため、そういったトラブルの可能性を低くすることができるのです。
また、八重歯があると犬歯が前に出ている分、口が閉じにくくなります。
口を開けている時間が長くなるため、口腔(こうくう)内に細菌が繁殖しやすくなるのです。
八重歯を抜歯すればそういった問題も解決できるでしょう。
八重歯がなくなると、歯磨きがしやすくなり、歯周病や虫歯になりにくくなるというのが最大のメリットです。私も八重歯がありますが、やっぱり歯磨きを念入りにしようと思うと歯茎を傷つけてしまったり、奥の方はしっかり磨けないことがあります。八重歯を抜歯することでこのような不便は全くなくなります。
八重歯を抜歯すると起こる問題点とは?
しかし、八重歯を抜歯することはいいことばかりではありません。八重歯の抜歯によって引き起こされる問題点は何なのでしょうか?
歯並びのバランスが悪くなる
口元のふくらみが減り、容貌が変化してしまう
丈夫な歯を失うことになる
ほかの歯と歯との間にすき間ができて矯正が必要になる
抜歯することにより、様々な問題がおきてしまうのですね…
抜歯以外の選択肢はある?
メリットも問題点も多い八重歯の抜歯。では、抜歯する以外にも何か治療方法はないのでしょうか?
矯正治療をする
ワイヤーを使って、歯並び全体を少しずつ正しい位置に戻していく治療法です。
時間をかけてゆっくりと戻していくため、体への負担はほとんどありません。
ただし、八重歯がおさまるスペースがない場合は、歯を削ったり抜いたりする必要が生じるでしょう。
抜くことなく、時間をかけて位置を変えていくのが矯正です。
長期間定期的に歯医者へ通う必要がありますが、痛みや問題なく歯並びを整えたいのであれば矯正治療を受けるのがおすすめです。
長期間定期的に歯医者へ通う必要がありますが、痛みや問題なく歯並びを整えたいのであれば矯正治療を受けるのがおすすめです。
まとめ
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虫歯になりやすくなってしまったり、人前で笑えなくなってしまったりとマイナス要素ばかりが目立つ八重歯ですが、抜歯すると歯並びが悪くなったり、顔の印象が変わってしまうなどの問題点もあります。八重歯を抜歯する以外にも選択肢はあるので、邪魔だからといってすぐに抜歯せず、抜歯した後にどうなるのか、その他の方法で解決した方がいいのではないかなど一度考えてみる必要があるでしょう。