インプラント治療の流れ
歯科医師によるインプラント手術は、局部麻酔下で行われ、あごの骨にインプラント体(人工歯根)が埋め込まれます。手術後の治療期間に、インプラント体と骨がしっかり結合し、その後にアバットメント(支台)、人工歯をインプラント体に取り付けます。インプラントを長期的に維持させるには、インプラント治療した部分に限らず、口腔内全体を衛生的に保ち、定期検診を受けることが不可欠です。
歯が損傷したなどの理由で失った歯の代わりとなる人工義歯を埋め込むのがインプラント治療です。この治療法は外科手術を要するものなので、いきなり治療を行うというわけにはいきません。何事にも段取りと言うものがあるように、インプラント治療にも一つずつステップを踏んで行く流れと言うものがあるのです。
これからインプラント治療の流れについて説明していきますので、治療を検討している人はインプラント治療の流れを知って治療の参考にしてみてください。
これからインプラント治療の流れについて説明していきますので、治療を検討している人はインプラント治療の流れを知って治療の参考にしてみてください。
ステップ1|まずは治療計画
via pixabay.com
インプラントを行う歯科医院に入っていきなり治療を行うというのはまずありえないことです。どの病院でもまずは患者の状態を検査してから治療に入ります。最初に患者の状態を検査した後に、治療に入ります。
口腔内の検査、患者の健康状態、治療する場所、あごの骨などのデータを取ったうえで治療にかかる費用の見積もりを出します。ここで同意を得られたら治療に入ることになります。病院、または歯科医院によって多少内容が異なる場合もありますが、カウンセリングと治療日時の決定を最初に行うことは共通しています。
口腔内の検査、患者の健康状態、治療する場所、あごの骨などのデータを取ったうえで治療にかかる費用の見積もりを出します。ここで同意を得られたら治療に入ることになります。病院、または歯科医院によって多少内容が異なる場合もありますが、カウンセリングと治療日時の決定を最初に行うことは共通しています。
ステップ2|治療開始・インプラント体の埋め込み
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治療日当日にはいよいよ手術が開始されます。インプラント体を埋め込む前には局部麻酔を行います。インプラント治療には「一回法」と「二回法」の2種類があり、どちらを選ぶかで手術の流れが変わってきます。ここでは一般的な一回法の流れを説明します。
麻酔をかけた後はインプラント体を埋め込む場所の歯肉にメスをいれます。切開した後はあごの骨にインプラント体を埋め込むための穴を開けます。インプラントを埋め込んだら上部が歯肉から露出した状態でインプラント体と骨が結合するまでの治癒期間を置きます。
一回法はここで手術は終了となり、治癒期間は仮歯を被せて術後経過の定期検診を受けるための通院をすることになります。
麻酔をかけた後はインプラント体を埋め込む場所の歯肉にメスをいれます。切開した後はあごの骨にインプラント体を埋め込むための穴を開けます。インプラントを埋め込んだら上部が歯肉から露出した状態でインプラント体と骨が結合するまでの治癒期間を置きます。
一回法はここで手術は終了となり、治癒期間は仮歯を被せて術後経過の定期検診を受けるための通院をすることになります。
二回法の場合
二回法の手術の場合、埋め込みまでの手順は一回法と同じになります。一回法との違いは埋め込みの際にインプラント体を歯肉で完全に塞いで縫合し、治癒期間後に再度切開してアバットメントを装着させる外科手術を行います。
二回法のアバットメントは取り外し可能なものを使用するため、破損しても取り換えが利くというのが利点です。一回法でも一体型ではないアバットメントを選べるため、どちらを使用するかは患者の自由です。ただし、パーツが増える分の費用が掛かるというデメリットもあります。
二回法のアバットメントは取り外し可能なものを使用するため、破損しても取り換えが利くというのが利点です。一回法でも一体型ではないアバットメントを選べるため、どちらを使用するかは患者の自由です。ただし、パーツが増える分の費用が掛かるというデメリットもあります。
ステップ3|上部構造の装着
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治癒期間を終えてインプラント体が骨と結合し、アバットメントを装着したらいよいよ歯冠部分を被せて完成です。歯冠部分は「上部構造」と呼ばれるもので、患者の歯列や歯の色、形など審美性を考えたものを作ります。材質やデザインなどは患者が選んで作成するので、決定した素材によって費用も変動します。
ステップ4|術後のケアと定期検診
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治療が終わってもそれで全てが終了と言うわけではありません。その後も日常生活に支障がないかなどの定期検診を行う必要があります。検診はあくまで自己責任になりますが、インプラントをより効果的にするためには口腔内のケアやインプラントの状態を確認する必要があります。
口の中は常に清潔にしておかないと歯周病やインプラント周囲炎などが発生し、口の中の病気や痛みや出血などのトラブルなどを引き起こしかねません。
メンテナンスを怠ると長持ちするものも持たなくなります。そしてインプラント治療にかかる費用はとても高額です。インプラントに破損などが生じた場合にはその都度高額な費用がかかるため経済的にも良くありません。
口の中は常に清潔にしておかないと歯周病やインプラント周囲炎などが発生し、口の中の病気や痛みや出血などのトラブルなどを引き起こしかねません。
メンテナンスを怠ると長持ちするものも持たなくなります。そしてインプラント治療にかかる費用はとても高額です。インプラントに破損などが生じた場合にはその都度高額な費用がかかるため経済的にも良くありません。
相談からアフターケアで1セット
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インプラント治療は大まかに見て「相談~手術~経過観察」まででセットとなっています。治療を行うまでに患者に適した治療法の相談、手術、経過観察からアフターケアと治療が終わってもその後のインプラントの調子を見るまでが流れとなります。
それぞれに至るまでにステップを踏む順番と言うものがあるので、歯科医師は最適な選択を示してくれます。インプラント治療を考えている人に今回のお話で治療の流れが掴めたのであれば幸いです。
それぞれに至るまでにステップを踏む順番と言うものがあるので、歯科医師は最適な選択を示してくれます。インプラント治療を考えている人に今回のお話で治療の流れが掴めたのであれば幸いです。