2017年3月6日 更新

子供の歯が白いのに虫歯!?虫歯は茶色や黒じゃないの!?

虫歯は茶色や黒色だと思い込んでいませんか?実は子供の歯は、白色の初期虫歯のうちに治療を行うのが、とても重要です。ここでは子供の虫歯の進行と初期虫歯の治療についてまとめました。

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「白い歯」でも虫歯!?

虫歯と聞くと茶色や黒っぽい色を想像するかもしれませんが、実は子供の場合は違います。
乳歯が虫歯になると、ツルツルとした白さではなく濁ったような白色になるのです。これが虫歯かそうではないか見分けるための大きなポイントです。すりガラスのように濁っていたら虫歯になっている可能性が高いです。
「虫歯」と改めて診断されることは少ないですが、この濁った白い歯の状態が、虫歯のごく初期の状態なのです。

乳歯の虫歯の進行は?C0やC3って?

虫歯C2

虫歯C2

乳歯も永久歯も、虫歯の進行の仕方は実は同じです。歯医者で言うC0~C4は虫歯の進行度を指します。
C0
一般的に経過観察とされており、表面が浅くとけた、極初期の状態。見た目はほとんどわかりません。

C1
エナメル質がおかされ、小さな黒ずんだ孔があきます。
自覚症状はなく、この段階では経過観察になる場合と治療する場合があります。

C2
象牙質まで虫歯は進行。歯髄に近づくにつれて冷たいものがしみ、痛みの自覚症状がでてきます。さらに進むと熱いものがしみるようになります。

C3
虫歯が神経まで進行。炎症がおき、激しい痛みに襲われます。炎症が進行すると、神経は腐って死んでしまいます。

C4
歯の根だけ残った状態で、とけてぼろぼろとなり、抜歯が必要となります。
このC0が、白く濁った虫歯の状態です。茶色や黒色の虫歯は、すでにエナメル質の奥の象牙質まで虫歯が進行しています。つまり、茶色や黒色の虫歯を見つけた場合は、かなり虫歯が進行していることになるため、早急な歯科受診が必要になります。

なぜ子供では「白い虫歯」が重要視される?

大人ではあえて虫歯と告げられないことが多いC0の虫歯ですが、子供では注意が必要になります。なぜなら、子供の乳歯はエナメル質が永久歯の半分しか厚みがないため、永久歯に比べてエナメル質に穴が開きやすく、C0からの虫歯の進行が早いからです。
象牙質と神経は弱いため守ってくれるエナメル質が溶けて無くなってしまうと、あっという間にむし歯が大きくなります。エナメル質が薄い乳歯はむし歯が大きくなりやすいと言えるのです。
C0のうちに、進行をしっかり食い止めなければあっという間に歯がボロボロになるリスクがあるため、白い虫歯への対処が重要なんですね。

白い虫歯は「歯の再石灰化」で治る!?

白い虫歯は、エナメル質の表面がわずかに溶けている状態ですが、実はこれは歯の再石灰化を促すことによって削らずに治すことができます。
再石灰化とは、簡単にいえば歯を健康な状態に戻す現象です。

通常口の中はアルカリ性に保たれています。しかし、糖が含まれるごはんやおやつを食べると口の中は酸性になり、歯が溶ける「脱灰(だっかい)」という現象が起こります。再び口の中がアルカリ性に戻ると再石灰化が始まり、脱灰で溶けてしまった箇所を修復します。
再石灰化は、脱灰で溶かされた歯の表面を、唾液の成分であるカルシウムやリンでエナメル質の結晶を新しく形成し修復するという現象です。

歯の再石灰化をするには?

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デンタルフロス
歯の再石灰化を促し、C0の初期虫歯を治す方法は次の3つです。

・フッ素塗布
・デンタルフロスの使用
・間食やダラダラ食べを控える
フッ素塗布は、表面のエナメル質の成分と結びついて歯を強化します。歯が強くなることもそうなのですが、脱灰もしにくくなります。そもそも、虫歯菌の活動がフッ素塗布により抑えられるので、虫歯菌が出す酸の量も少なくなり、虫歯予防になります。
デンタルフロスは、虫歯の原因となる歯垢をより取り除きます。一説によると、デンタルフロスを歯ブラシと併用することで、お口のなかにある歯垢を約80%除去。
食後の口内は酸性で、30分ほどは強く脱灰が起こっています。ダラダラ食べ続けるとことで、長い時間脱灰が続き、再石灰化が追いつかなくなってしまうのです。

再石灰化が修復する工程には時間がかかり、その上、途中で脱灰が起こると最初から再石灰化をやり直さなければなりません。
これを防ぐため、なるべく食べ物を口に入れない時間を長く保つよう心がけましょう。

乳歯の虫歯も永久歯に悪影響!?

乳歯の白い虫歯に目くじらを立てなくても、乳歯は生え変わると思っていませんか?実は乳歯の虫歯が重度になると、永久歯にも悪影響を与えてしまうのです。
乳歯の虫歯をそのまま放っておくと、進行して歯の根っこにまで達し、そこに膿を溜めこみます。永久歯は、乳歯の真下、つまり、膿が溜まったところから生えてきます。そしてその時、永久歯が虫歯菌に感染してしまうのです。虫歯菌に感染した永久歯は、そうではない歯に比べて、虫歯になるリスクはグッと高くなってしまいます。
乳歯といえど、悪化しないうちにしっかりと治療が必要ということですね。

子供の虫歯は茶色くなる前に対処を!

子供の虫歯は、見つけた時にすぐ対処しないと、同じ歯のケアではあっという間に悪化してしまいます。白い虫歯を見つけたら、初期だからと油断せずに、ダラダラ食べをしないなどの生活習慣も含めて、きちんとケアを行って虫歯の進行を食い止めたいですね。

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