事前説明で1回は通院する
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当然ですが、初診でいきなり手術できますという病院はほとんどありません。まずはどこの歯を何本インプラントにするのか確認します。顎やほかの歯、骨の状態などを細かくチェックして、術後に悪影響が出ないように対策を考えます。
検査の結果を伝えてから、改めて手術について相談するならばもう1回、別途口内の治療が必要な場合はさらに時間を必要とします。
検査の結果を伝えてから、改めて手術について相談するならばもう1回、別途口内の治療が必要な場合はさらに時間を必要とします。
インプラント治療を行うには、施術前にどれだけの歯が失われているのか、今ある歯がどんな状態なのか、骨格や骨の硬さ、大きさ、かみ合わせはどうなっているのかを正確に把握しておくことが非常に重要になります。
そこで各クリニックでは最初にレントゲンやCTスキャンなどを使って、1人ひとりの口腔環境や骨格を確認し、治療方針を決めていきます。その上で、どのような形で施術が行われるのか、治療法や料金、通院期間などのカウンセリングを行い、患者同意のもと治療がスタートします。骨の強度が足りない人は、ここで造骨手術などの相談も行います。
手術のパターンで時間も違う
1回法なら約15分×インプラントの本数
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インプラントの手術方法はいくつか存在します。主に1回で全て行ってしまうものと、2回に分けて行うものがあり、それぞれ1回法、2回法と呼ばれています。ほかにもAll-on-4などのパターンが存在するようですが今回はこの2つを見ていきましょう。
まず1回法は、インプラント1本あたり15分から20分ほどで完了します。以降は3本までなら35分前後、6本までなら70分余りですが、単純に倍になっているわけではなく病院によって前後します。
まず1回法は、インプラント1本あたり15分から20分ほどで完了します。以降は3本までなら35分前後、6本までなら70分余りですが、単純に倍になっているわけではなく病院によって前後します。
一回法では、外科手術は一回のみ行います。まず、手術でインプラントを埋め込んだ後、その一部を顎骨の外に出しておきます。そして、インプラントと骨との結合期間を経て、外に出しておいた部分にアバットメントを装着し、人工歯を取り付けます。歯茎を切開するという外科手術が一回で済むことが最大のメリットです。
2回法は定着のための時間が必要
続いての2回法は、1本のインプラントに対して埋込みを行う1回目が10分から15分、歯の部分を取り付ける2回目が5分から10分程度で行われます。合計で見ると1回法とあまり変わりませんね。
ただし2回目は1回目の直後ではなく、埋込みがきちんと顎にくっついてから行われます。この期間はおよそ3ヶ月ほど必要ですから、1回法より時間がかかるんです。
また人工歯を取り付けるのも別に行います。日を改める場合もありますから、その分期間も延びていきます。
ただし2回目は1回目の直後ではなく、埋込みがきちんと顎にくっついてから行われます。この期間はおよそ3ヶ月ほど必要ですから、1回法より時間がかかるんです。
また人工歯を取り付けるのも別に行います。日を改める場合もありますから、その分期間も延びていきます。
埋入したインプラントが骨と結合するまでに、およそ3ヵ月の期間を要します(治療部位等で異なります)。
インプラントと骨が結合するのを待って2次手術を行い、アバットメントを装着します。その後、人工歯の型取り・装着という流れになります。
二次手術は一次手術よりも負担が少なく、短時間で終わります。
数ヶ月に1回はメンテナンスの時間を取ろう
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手術は完了していますが、関連したタイミングという意味では、メンテナンスも大事です。病院によって異なりますが、数ヶ月から半年ほどのペースで訪れましょう。自分が特に問題を感じなくても、医師という専門家や、専用の機械でチェックすることで、問題を未然に防ぐこともできます。
特に初めの1年程はきちんと噛み合わせができているか、歯磨きは正しいかなど様々な点からチェックした方が、インプラントも長持ちします。
特に初めの1年程はきちんと噛み合わせができているか、歯磨きは正しいかなど様々な点からチェックした方が、インプラントも長持ちします。
統計的に10年経った時点でインプラントが機能しているのは、95%以上というデータが多いです。
失敗のほとんどは、最初の1年以内におこっています。
その場合は再手術が必要となります。通常のメンテナンス、及び全身状態が良好であれば、現在のインプラントは、相当の年数は持つものと考えられています。
まとめ
インプラント手術と言っても、いくつかのパターンがあります。手術自体は1日かかりませんから、2回法などで時間が空くとしても、スケジュールは組みやすいかもしれません。
一方せっかく1回法で時間をかけずに行ってもらっても、メンテナンスを怠れば再度通院しなくてはいけなくなります。病院でのチェックはもちろん、自宅でのセルフケアもきちんと行って、治療に割く時間を減らしましょう。
一方せっかく1回法で時間をかけずに行ってもらっても、メンテナンスを怠れば再度通院しなくてはいけなくなります。病院でのチェックはもちろん、自宅でのセルフケアもきちんと行って、治療に割く時間を減らしましょう。