「歯の食いしばり」ってどういう状態?
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このように重い物を持ち上げた時などに歯を食いしばります!それは当たり前なのですが、何もないのに歯を食いしばる症状があるのです。それは現代に多いストレスなどが原因と言われています。
しかし、その食いしばりが続くと体に悪影響になるのです。
しかし、その食いしばりが続くと体に悪影響になるのです。
食いしばりとは、クレンチング症候群ともいわれ、上下の歯で強く噛み合わせる事です。通常、上下の歯と歯が接しているのは、食事の時だけで、1日当たりで考えると20分程度です。
それ以外は、上下の歯は1㎜程度隙間を開けた状態で保っているのが正常です。
しかし、食いしばりの癖がある場合は、1日に1時間から2時間、大きな力で上下の歯を噛み合わせる状態になります。
そうですね。
意識をしたことはありませんが、常に上下の歯の間は間隔をあけていますね!
意識をしたことはありませんが、常に上下の歯の間は間隔をあけていますね!
食いしばりで起きる悪影響
肩こり・偏頭痛
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食いしばりは肩こりや首のこり、そして偏頭痛を引き起こすことがあります。なぜかというとあごの筋肉を余計に使ってしまうからですね。その筋肉の負担がさらに進むと耳鳴りや目の痛みを伴ったりします。
・頭痛
食いしばりによって、顎を動かす筋肉の1つである“側頭筋”が緊張を引き起こし、頭痛を引き起こす事があります。
・首や肩のこり
食いしばりは、側頭筋や咬筋など、様々な筋肉の緊張が起こります。お口の周りの筋肉は、首や肩に繋がっているものが多く、首や肩のこりを引き起こす事があります。
・表情筋への影響
食いしばりにより、口の周りの筋肉が緊張して固まり、表情筋に影響を及ぼす事があります。ほうれい線が目立つようになるなど、見た目への影響もあります。また、食いしばりにより顔の周りの筋肉が発達しすぎてしまい、顔が大きく見える場合もあります。
顎関節症
顎関節症を聞いたことがありますか?
アゴが”パキッ”や”カコッ”と音が鳴ったり、口を開けたり閉めたりするときに、痛みが出たりする症状です。
アゴが”パキッ”や”カコッ”と音が鳴ったり、口を開けたり閉めたりするときに、痛みが出たりする症状です。
食いしばりによって顎関節症になり顎が痛くなることがあります。顎は左右の関節の部分だけで頭の骨とつながっています。食いしばりによって顎の関節に力が加わると顎の関節にある軟骨の関節円板(かんせつえんばん)がずれたり、穴が空いたり、変形したりして顎関節症になり顎が痛くなります。
歯が傷つく
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もちろん、歯を食いしばるので歯にも影響があります。歯がすり減ったり、歯が欠けたり割れたり・・そうなれば歯に痛みが伴います。
顔への影響
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アゴの筋肉に力が入り続けるので、エラが張ってきたり、そしてその影響で顔が大きく見えてくる可能性もあります。そして歯がすり減ったり、欠けたりすると嚙み合わせが悪くなり、ほうれい線が深くなる可能性があります。ほうれい線が目立ってしまうと老けて見えるそうなので女性には気になるところです。
咬む筋肉は頬にあります。
食いしばりで絶えず咬んでいる状態は常に筋肉が硬縮し筋肉は発達し、エラが張った状態になります。
その筋肉が老廃物を流す血管やリンパ感を圧迫し、血液の流れが悪くなり顔がむくんだり頭が重くすっきりしない感じが続きます。
そのためほうれい線が深く刻まれ、血色が悪く顔色も悪く見える原因でもあります。
歯の食いしばりをやめるには?
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歯の食いしばりを意識する
意識して食いしばりをやめるのがいいでしょう。
意識し続けることは大変ですが、やめる癖が付けば後は楽になること間違いなしです。
意識し続けることは大変ですが、やめる癖が付けば後は楽になること間違いなしです。
食いしばりは何かに集中しているときに起こることがあるので、自分で意識をして歯と歯を合わせないように、食いしばらないように常に暗示をかけるようにします。意識し続けることによって、寝ているときの無意識化の時も減ってくる傾向にあります。
ストレスに注意
特にストレスが原因と言われている食いしばり。ストレスを発散する方法を見つけることが大事です。ストレスは食いしばりだけではなく、色々な形で体に不調を与えます。すべての意味でストレスを溜めない様にしましょう。
筋肉と心は、深く関係していると言われています。
特に、食いしばりはストレスと大きく関係しているので、自分なりのストレス発散方法を見つけるのもいいでしょう。
ゆっくりお風呂に入る、ヨガの呼吸方法をとりいれる、好きな音楽をゆっくり聴くなど
心を落ち着かせ、副交感神経をうまく働かせる自分なりのリラックス方法をみつけるのもよいでしょう。
ゆっくりとした食事
食いしばりをしてしまう方には早食いの方が多いようです。ゆっくりとした食事を心がけましょう。
寝る姿勢
睡眠中の食いしばりは意識できないだけに気を付けようがないですね。しかし、寝る姿勢を治すだけでも食いしばりを予防できるかもしれません。横向きに寝ている方も多いと思いますが横向きに寝ると歯に負担がかかります。できるだけ仰向けに寝るように心がけましょう。
また、低い枕で首の根元に枕を当てると頭が下がり口が開きやすくなりますのでおすすめです。
また、低い枕で首の根元に枕を当てると頭が下がり口が開きやすくなりますのでおすすめです。
顎や首・肩に負担をかけない事が大切です。横向きで寝る姿勢は、片方の顎に偏った力がかかってしまうのでやめましょう。また、枕を高くしすぎると、首や肩に負担がかかるので、やめましょう。
マウスピース
その効果は安易に想像できますね。しかし、皆さんが想像している以上にマウスピースも進化しています。
歯科医院で歯の型を取り、自分専用のマウスピースを作成し、夜寝ている間に装着して、寝ている間に無意識に食いしばりをするのを防ぎます。
寝ている間は、食いしばりをしないように自ら注意する事ができません。無意識のうちに食いしばりを行うので、強い力で長時間してしまう事も多く、歯や歯ぐきへのダメージが強くなります。マウスピースを装着する事で、力を分散させ、ダメージを軽減します。
マウスピースの進化も凄い!自分専用のマウスピースができるとは・・
まとめ
いかがでしたか?
体に様々な影響を与える”食いしばり”原因は様々ながらストレスの影響が大きいとの事。
しかし、その原因、対処法がわかれば悩む必要はなくなりますね。
食いしばりで悩む方の力になれたらうれしく思います。
体に様々な影響を与える”食いしばり”原因は様々ながらストレスの影響が大きいとの事。
しかし、その原因、対処法がわかれば悩む必要はなくなりますね。
食いしばりで悩む方の力になれたらうれしく思います。