インプラント治療の前にしなければいけないこと
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インプラントの治療自体は通院1〜2回程度で済み、施術時間も2〜3時間程度で済んでしまいます。そして手術後土台の骨が十分に成長するのを待つ時間を入れると、2〜3か月位です。
しかし土台の骨がしっかりしていない場合、その骨を作る期間が4〜6か月ほどかかってしまいます。
しかし土台の骨がしっかりしていない場合、その骨を作る期間が4〜6か月ほどかかってしまいます。
インプラント治療を受けるために、手術が必要になる場合があります。主にインプラントを入れるときに土台となる骨やその周辺の環境を整えるために行うものです。
インプラントと同様簡単な手術で済むものが多いので、あまり不安がらず受けてみましょう。
骨を守るGBR(骨誘導再生)
歯周病や虫歯などが原因で欠損した骨組織を再生、修復する治療法です。
歯槽骨は歯を支える骨ですが、歯が何らかの原因で欠損すると、急速にこの骨の部分が衰えていきます。
そのため、インプラントを植立しようとする場合には、土台となる歯槽骨の骨の部分に一定の厚みがあることが必要ですが、5mm以下の場合には、インプラントを埋入することが外科技術的に難しいため、GBR法が使われることになります。
つまりインプラントを埋め込むために必要な骨の土台が少ない場合、インプラント手術を行う前に骨を再生させるというものです。欠損した歯が自然治癒力で治っていく途中で、再生の早い周りの肉が入り込んで邪魔をさせないように、人口の膜で覆って骨の成長を守るというものです。植木の手入れを想像するとわかりやすいですね。
骨を再生させるGTR治療
歯周病により失った骨や歯肉繊維は その原因であるプラークや、汚染組織を除去すれば再生しようとします。
しかし、原因を除去した後、そのままであると 治ってほしい骨や歯肉繊維が再生する前に "別の組織 " がそこに入り込み、治ってくれません。
そこで 原因の除去後に "別の組織" が入り込まないように 歯肉の下に " 特殊な膜 "を置きます。
そうすることにより " 膜 " の下に必要な 骨 や 歯肉繊維 が再生します。
GTR治療も骨を再生させるGBR治療と同じ、土台作りのために骨を再生させる治療です。
違いは骨の再生に必要な組織を作ることが目的になっています。骨の細胞の再生に必要な血をためて骨を浸しておくために、膜を作っておくのです。
しかし来院される患者の中では、欠損が多すぎてこの治療法で元の状態にまで戻せる見込みの患者はあまりいないようです。
違いは骨の再生に必要な組織を作ることが目的になっています。骨の細胞の再生に必要な血をためて骨を浸しておくために、膜を作っておくのです。
しかし来院される患者の中では、欠損が多すぎてこの治療法で元の状態にまで戻せる見込みの患者はあまりいないようです。
上顎の骨のすぐ上には、上顎洞(サイナス)という空洞があります。その空洞がある事が理由で上顎の骨は下顎の骨程の厚みがありません。さらに顎骨は抜歯後時間を置くと痩せていきます。骨の厚みが足りないとインプラントは上顎洞(サイナス)に突き出てしまいますので埋入できません。インプラントは上顎の方が難しい傾向にあります。
上顎のインプラントはサイナスリフト
下顎と違い厚みの少ない上顎のインプラントは、サイナスリフト治療を行わなければいけません。サイナス(上顎洞)に隣接する肉を剥離し、骨補填材を入れて土台となる骨の厚みを入れるというものですが、高度な技術なので治療費が多くかかってしまします。またこの治療を行っている治療院が少ないため、インプラントの治療を行う予定のある場合は、事前に何の治療を行っているか調べておかないと、無駄にカウンセリング料を取られてしまいすので注意が必要です。
まとめ
このようにインプラントの手術を受けるにはまず土台がどうなっているのか、歯医者さんの判断が必要になります。手術を受けたい場合は早めにお医者さんに相談しましょう。