2017年3月6日 更新

【臭い液は危険】歯茎から臭い汁が出る!身体からのSOSです!

歯茎を触ると汁が出る、その汁が臭い!そんな方は要注意です。見た目には異常がない歯や歯茎でも、その臭い液が出る裏側に病気が隠れているかもしれません。

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歯茎から臭い汁が出る原因

臭い汁が出るようになった歯茎を放置すれば、口臭がするだけではなく全身の健康をも脅かす可能性があるのです。まずは、歯茎から臭い汁が出る原因を知りましょう。
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歯茎から出る臭い汁の正体って?!

銀歯などの補綴物

歯と補綴物の隙間から食べかすや細菌が入り込んで、補綴物の内側で二次的な虫歯(2次カリエス)が進み、腐敗臭や臭い汁が出てくることがあるのです。
治療で神経を抜き取った場合には痛みを伴いませんが、神経が残っていると腐敗による痛みが伴うとともに、臭い汁が出てきます。

歯周病

歯周病が進行してくると「排膿」といって、
歯茎から膿がでてくるようになります。

この膿が出てくる頃になると
歯周病特有の鼻にツン!とくる匂いに変わってきます。
歯周病は、歯の周りの組織が細菌に感染することで起きる病気です。歯茎の中に細菌と戦った白血球と細菌の死骸が腐敗することで、ドロッとした膿が溜まります。これが臭い汁の正体の1つです。

智歯周囲炎(ちししゅういえん)

親知らずがしっかり生えずに斜めに生えたことで隣の歯との間に深い歯周ポケットができてしまったり、中途半端に生えた親知らずに歯肉が被さってしまったりすると、歯のすき間にできた歯周ポケットに汚れが溜まり、細菌が繁殖して腫れや痛みといった症状が現れます。

これらの汚れはそのうち発酵し、臭いを発します。化膿するとさらにひどい口臭となります。
智歯とは「親知らず」のことです。食べカスが溜まりやすい場所に生えており、歯ブラシが届きにくく不衛生になりやすいため、細菌が繁殖しやすい環境になっていることが多いのです。

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)

別名「歯根膜炎」ともいいます。化膿によって根の先に膿の袋(嚢胞)ができるほか、膿が歯茎から出てくることで、歯茎が臭い原因につながります。
この病気を放って置くと、細菌が血管を通って全身に回り、心臓・脳・肺の病気になる可能性が高くなります。これを「歯性病巣感染」と言います。

歯周膿瘍

歯周膿瘍では、歯周ポケット(歯と歯茎の境目にある深い溝)が歯石などの原因により入口が閉鎖されて、その中が細菌により感染が起こって膿瘍が溜まり歯茎の腫れが現れます。
歯周ポケットから膿が排出される場合に、その膿が臭いを発します。

歯肉膿瘍

歯肉膿瘍の症状は化膿した歯肉部分が腫れあがり、痛みを伴います。

膿が溜まることから患部に触れるとぶよぶよとした柔らかな感触があるのが特徴です。
患部が柔らかくなっているため、ここから出血や膿が出るのが臭い汁の原因の1つです。
歯周膿瘍の見た目とよく似ています。しかし原因が違うので治療の際には見極めが必要です。

命に関わる危険性も。すぐに病院に行きましょう。

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歯茎から臭い汁が出る、その原因には様々な病気が隠れていることが分かりました。
痛みを伴うこともありますが、無自覚のまま症状が進行している場合もあります。
歯茎から臭い汁が出ているけど、痛みはないし放っておいても大丈夫かな?そう思っている方、実はそれ、とても危険なんです。
放置することで虫歯はどんどんカラダを侵食していきます。日本口腔外科学会

さらに重症になると、腐敗感染は顔全体に移り、急性の化膿性炎症を起こします。これを蜂窩織炎(ほうかしきえん)といいます。さらにひどくなる場合脳へ波及し、最悪の場合は敗血症を起こし死に至るのです。
歯茎から臭い汁が出ている場合、それは身体からのSOSのサインです。

歯を失うだけではなく、敗血症などの命に関わる病気になってしまう可能性もある怖い病気が隠れているかもしれません。自己判断で放っておかずに、病院で治療を行いましょう。

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ハヤト ハヤト