ヒビの原因は?
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それでは原因は何でしょうか。答えは”過度なチカラ”の蓄積の結果なのです。一つは食生活。もう一つは就寝時の喰いしばりです。
永久歯が最後に生えるのは12歳ごろです。(親知らずは除く)そして、60歳程度になるまで、最低でも50年間程度、毎日、食事の際に衝撃を受け続けたわけです。その結果としてヒビが生じるのです。部位としては、圧倒的に一番奥の歯。顔カタチとしては、ホームベース型の顔立ち、つまりエラの張った顔の人に多いです。なぜならば、その顔立ちの人の咬む力はとても強いからです。
癖だと思っていると大変なことになるかもしれません。歯のひびの原因は歯のくいしばりが原因だったのです。主な症状は以下の通りです。
①エナメル層に傷がつく
②歯根が割れる
③歯が摩滅する
④歯槽骨が溶ける
顔の形やストレスにも関係していますが、無意識に自分が歯を食いしばっている瞬間があるはずです。朝起きると歯が痛いなど、イライラしているとなど、まずは自分が歯を食いしばっている瞬間を見つけましょう。
エナメル層のヒビ
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エナメル質(エナメルしつ、Enamel、琺瑯質)は歯の歯冠の最表層にある、生体で最も硬い硬組織で[1][2][3]、モース硬度は6 - 7を示す[2]。このエナメル質と、象牙質、セメント質、歯髄で歯は構成される[4]。通常目に見える部分がこのエナメル質であり、象牙質に支えられている。象牙質の支持がなければエナメル質は硬くてもろいため、容易に割れてしまう。
体の中で最も硬いエナメル質は、内部の象牙質を覆っているものです。これが削れてしまうと、アブフラクションと言って、クサビ状に歯がえぐれてしまうことがあるのです。
歯の付け根の部分に起こるため、口を開けると目立ってしまう上、歯に隙間が空いているので、知覚過敏の原因にもなってしいます。
歯の付け根の部分に起こるため、口を開けると目立ってしまう上、歯に隙間が空いているので、知覚過敏の原因にもなってしいます。
神経を抜いた場合にできるヒビ
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それまで全く問題無く、普通に使っていた歯が、ある日突然、縦に裂けてしまうことがあることをご存じでしょうか。このように歯の根が割れたり、ひびがはいってしまうことを歯根破折といいます。神経を取って治療がされている歯に起こることが多く、治療のされていない綺麗な歯が縦に割れることは殆どありません。歯を失う原因の多くは歯周病と虫歯ですが、歯根破折はそれに続く原因となっています。
歯が根元から割れてしまうことを専門用語で「歯根破折」と言い、過去の治療で神経を取ったことがある人に多いとされています。神経を取ると水分がなくなり、もろくなってしまいます。その際はに金属などの土台を使って補強するのですが、この土台にひびが入っていたりした場合、また無理に歯並びを矯正しようとした場合に歯根破折は起こるのです。
そのまま放置してしまうと、炎症を起こして周囲の骨がなくなる歯周病と似たような症状を起こすことがあります。
そのまま放置してしまうと、炎症を起こして周囲の骨がなくなる歯周病と似たような症状を起こすことがあります。
歯槽骨が溶ける
特に、過去の治療で複数の奥歯を治療した時に、詰め物や被せ物の高さが低い時に、起こる低い深い噛み合わせの状態では、奥歯への噛み合わせの負担が増し、歯周病や虫歯、歯の割れなどの原因にもなります。
さらに、歯に過度な力が掛って歯槽骨が溶けると、歯茎が下がって歯の根が出るので、知覚過敏にもなります。
この悪い噛み合わせによる歯に過度な力が掛り、歯の欠けや歯槽骨の溶けが起こる状態のことを、専門用語では、咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)と呼んでいます。
奥歯で噛むときに60キロもの力が入るといわれているくらいですから、寝ている時の歯のくいしばりにはとても大きな力が入っているのです。これが続くと、歯槽骨が溶けていき、歯にヒビがはいる原因になります。これを一次性咬合性外傷と言います。さらに歯槽骨が溶けてしまった状態でまた歯を食いしばり続けた場合、二次性咬合性外傷外傷へと発展していきます。
朝起きた時、歯や顎に違和感を感じたら、すぐに歯医者さんに相談するようにしましょう。
朝起きた時、歯や顎に違和感を感じたら、すぐに歯医者さんに相談するようにしましょう。
まとめ
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人間が噛む力って相当強いものなのですね。自分でも気づかないうちにしている歯をくいしばる癖、その習慣に気がついたら早めにお医者さんに相談すると良いでしょう。マウスピースなど、すぐに対処できる方法を提案してくれるでしょう。いつまでも健康な歯を維持していきましょう。