2017年3月6日 更新

放っておいてはダメ!インプラントの周囲で起きる怖い炎症

インプラントにしたからといって、毎日のケアを怠っていたり、定期メンテナンスをしていなかったりしませんか?インプラントにしたからといってお口のトラブルと無縁になるということはありません。ここでは、インプラントを埋めた後に気を付けたいインプラント周辺の炎症について簡単に解説します。

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■インプラントにしたからといってケアを怠ってはダメ!

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何らかの理由で大切な永久歯を失い、インプラントを埋め込んだという人は少なくありません。インプラントを埋め込めば、自分の本来の歯とほとんど変わらない、人口の歯を手に入れることができます。入れ歯と違って歯茎に直接土台を埋め込み、そこに人口の歯を接続するものですから、硬いものも平気で噛めますし、歯と歯茎の隙間に食べ物が入り込んでしまう心配もありません。
インプラントに接続する歯はセラミックなどの人工的な素材でできているので、虫歯になってしまう心配もないのです。

これだけ聞くと良いことずくめのインプラントですが、インプラントを埋め込んだなら、今まで以上に口の中のケアをするようにしましょう。
というのも、インプラントの場合、インプラント周辺で炎症が起こることも珍しくないのです。

インプラント周辺の歯茎が腫れる症状は、「インプラント周囲炎」と呼ばれます。
これは、インプラントに付着した歯垢の中にいる歯周病菌が悪さをすることで起きます

歯茎などが腫れているだけの時は「インプラント周囲粘膜炎」と言いますが、さらに進行してインプラントを支える骨にまで炎症が達すると「インプラント周囲炎」になり治療が難しくなるので、「少し歯茎が腫れているな」「歯磨きの時に血が出るな」と思ったらできるだけ早く歯医者さんを受診しましょう。
プラークは口の中の固いものに付着しますが、
歯と同じようにインプラントにもプラークは付着します。

インプラントにプラークが付着すると
周囲粘膜にも歯肉炎と同様に炎症が発症します。

インプラント周囲口腔粘膜に限局した炎症が起こることを
インプラント周囲粘膜炎といいます。
インプラント周囲粘膜炎も歯肉炎と同様に
歯ブラシなどでプラークを除去すれば治すことが可能です。

歯周病が歯面にそって進行するように、このインプラント周囲粘膜炎も
放っておくとインプラントに沿って感染が進行し
インプラントを支えている骨が喪失します。
この状態がインプラント周囲炎です。
インプラント周囲炎は、歯垢の付着だけで起きるものではありません。

・糖尿病などの全身疾患
・広い範囲に及ぶ歯周炎
・喫煙
・噛み合わせの不調

などでも起きることが確認されているので、インプラントにしたからと油断をせず、歯磨きなどのケアを念入りに行うようにしてください。

■定期メンテナンスで周囲炎を予防しよう

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インプラント周囲炎は、一度発症すると進行が早く、「そのうち治療すれば良いか」と思っているうちに骨にまで炎症がおよび、インプラントが抜け落ちてしまう場合も珍しくありません。
当然簡単な治療で完治するものではなく、症状の進み具合によっては手術が必要となることもあります。

インプラント周囲炎が進むことでインプラントを支える骨が溶けてしまうので、再びインプラントを埋めるとなると、骨の移植が必要になるケースもあります。
そうならないためにも、毎日のケアと定期的なお口のメンテナンスが非常に重要です。
受診している歯科医の指示には従うようにし、必ずインプラントのメンテナンスを受けるようにしてください。

インプラント周囲炎になってからでは遅いので、早期に発見ができるように心掛けましょう。
もちろん予防できるならそれが一番ですが、もし歯茎が赤く腫れたり、歯茎から出血しやすくなったり、鈍い痛みを感じたりすることがあれば、放置せずに歯科医の診察を受けるようにしましょう。

■自宅でできるセルフケア

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自宅でできるセルフケアの代表は、歯磨きです。
丁寧にブラッシングすることで、ある程度インプラント周囲炎を予防することができます。
特に歯垢が溜まりやすい奥歯や歯と歯の隙間、歯と歯茎の境目は念入りにブラッシングするようにしましょう。

もし歯磨きの仕方に不安があるようなら、歯科医院に居る「歯科衛生士」さんにアドバイスを貰うと良いでしょう。
磨き残しやすい場所や、もっとよく磨ける歯ブラシの当て方など、セルフケアのコツを教えてもらうとより丁寧なケアができるはずです。

ブラシの先端がL字型になっており、細かい場所まで磨くことができる「プラウトブラシ」や「デンタルフロス」といったアイテムを上手に利用するのもおすすめです。
一般的にインプラントは電動歯ブラシで磨いても問題ないと言われているので、電動歯ブラシを使って汚れを落とすのも良いでしょう。

いずれの方法でケアするにしても、必ず歯科医の定期メンテナンスを受けるようにして、歯と歯茎の健康を保っていくことが重要です。

■インプラントの状態に違和感を感じたら受診しよう

インプラント周囲炎は、一度発症してしまうと進行速度が早い病気です。「インプラントにしたから大丈夫」と油断していると、再び歯を失うことになりかねません。
予防に努めるだけでなく、何か変わったことがあったらできるだけ早く歯科医の診察を受けるようにしましょう。

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この記事のキュレーター

菜々緒 菜々緒