歯茎=『歯肉』の役割って?
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私たちが歯茎と口にする部位は正式には歯肉と言われています。歯肉炎という言葉を耳にしたことはあると思いますが、字の通りに歯茎に炎症を起こした際に診断される病状です。
歯は健康を保つために複雑な構造をしていますが、歯茎もまた歯の健康を保つために重要な役割を持っています。
歯は健康を保つために複雑な構造をしていますが、歯茎もまた歯の健康を保つために重要な役割を持っています。
正しくは歯肉(しにく)と言います。歯ぐきは歯槽骨を保護する役割をしています。ここに炎症を引き起こした状態を歯肉炎といいます。さなざまな病気のシグナルがこの歯肉に現れることが多いので、歯肉の検査はとても重要です。
歯茎部分が痛い!それは早期治療が必要なサイン。
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歯を噛むと痛みを感じる部位が歯茎だという方は、症状の進行度合いは深刻と考えるサインになります。歯茎に感じる痛みは放っておくと、次第に痛みを増すだけでなく目に見える腫れや口内で膿を作る原因になってしまいます。
歯根嚢胞になると、押すと痛いだけでなく、やがて歯が浮く感じや歯茎の腫れも出てきます。歯茎に白いニキビのようなふくらみができて、それを押すと膿が出てきます。これは歯茎の中に溜まった膿の出口となっています。歯茎の中の膿が多くなり破れると、そこから膿を出しては、その後しぼんでしまいます。そしてまた膿が溜まると同じことを繰り返すのです。この膿は口臭の原因にもなりますので、できるだけ早めの治療が大切なのです。
歯茎の痛みから考えられる原因は?
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歯を噛むと歯茎が痛い!そんな時に真っ先に考えないといけないことは、症状が重症化しているということですが、歯茎に痛みを感じる時に考えられる病状についても理解しておくと、早期の治療の重要性がみえてくると思います。
あまり耳慣れない咬合性外傷 (こうごうせいがいしょう)や根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)、また上顎洞炎(じょうがくどうえん)などが原因となり歯茎に痛みを発症させていることがあります。
あまり耳慣れない咬合性外傷 (こうごうせいがいしょう)や根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)、また上顎洞炎(じょうがくどうえん)などが原因となり歯茎に痛みを発症させていることがあります。
咬合性外傷 (こうごうせいがいしょう)
咬合性外傷とは咬みあわせによる損傷のことです。歯ぎしりや食いしばりなどによって歯に無理な力がかかり、虫歯ではないのに噛むと痛いという症状が出ることがあります。
歯周病
歯周病とは細菌のかたまりである歯垢(プラーク)と歯石が原因となり、歯を支えている歯ぐきや骨が破壊され、悪化すると歯が抜けてしまう病気です。初期段階ではほとんど症状はないのですが、炎症が進むと骨が少しずつ溶けていってしまします。噛むと痛いという症状が出た場合、歯周病がかなり進行していると思われます。
根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)
虫歯や打撲などによって神経が死んでしまった時や、歯の根っこ(歯根)の治療を途中で中断してしまった時、以前治療を終えた歯根が、何らかの原因で再感染を起こした時に、歯根の先端(根尖)に膿が溜まって、噛むと傷んだり、歯ぐきが腫れたりするものです。
上顎洞炎(じょうがくどうえん)
上顎洞は上あごの骨の内部にある空洞で鼻の横、目の下あたりに位置します。その上顎洞が炎症を起こすと、まるで蓄膿症と同じような症状となります。また噛むと歯が痛い場合もあり、原因が歯からか、耳鼻科の領域かで判断を要するケースです。
まとめ
歯を噛むと痛い!特に歯茎部分に痛みを感じるという方は、あまり耳慣れない病気が原因で痛みを発症させていることがあります。どの状態も放っておくと悪化の原因となり回復、再生に時間がかかるだけでなく、治療の期間が長引き、体にかかる負担も大きくなります。
口内に痛みを感じるという症状は珍しいことではないでしょうが、歯茎に痛みを感じる場合は特に速やかに原因を把握するために歯医者を受診する必要があるのです。手遅れになる前に、しっかりと検査するよう心がけましょう。
口内に痛みを感じるという症状は珍しいことではないでしょうが、歯茎に痛みを感じる場合は特に速やかに原因を把握するために歯医者を受診する必要があるのです。手遅れになる前に、しっかりと検査するよう心がけましょう。