2017年3月6日 更新

真夜中の就寝時、勝手に歯がカチカチと…タッピングという言葉、ご存知ですか?

就寝時の姿は、自分で見ることはできません。家族が恋人、友達に言われて初めて気づく、自分の就寝時の様子に驚く人もいます。中でも意識している訳ではないのに「カチカチ」と歯を鳴らしている方がいます。そこで、ひとりでにカチカチと鳴ってしまう歯と現代人の問題について考えてみました。

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睡眠時の自分の姿

就寝時の姿は私達が唯一自分で確認することのできない姿です。中には無意識、無自覚でいびきや歯ぎしりをしてしまう人がいることでしょう。歯ぎしりの中でもカチカチと歯を鳴らしてしまう現象はタッピングと言われ、歯の専門家である歯科医師にとっても、珍しいものだそうです。
タッピングとは歯ぎしりの1種で、上下の歯を「カチカチッ」と打ち鳴らすタイプのものです。
歯軋りの中ではまれなタイプです。
歯ぎしりによる歯へのダメージなどが懸念されるところですが…
「正常な方でもこのような歯ぎしりが引き起こされることはあるのですが、あまりにもその頻度が多かったり時間が長いという場合は、早めに対策を練った方が良いと説明できます。他のタイプの歯ぎしりと比べ、タッピングは歯や顎に加わるダメージが少ないと言われており、歯のエナメル質が削れて知覚過敏といった症状が引き起こされることは稀です。」
タッピングの直接的な原因は解明されていませんが、歯ぎしりの主な原因としてはストレスが挙げられます。自分の好きなリラックスできる方法を見つけ、自己の抱えるストレスと上手く付き合っていくことが、現代社会を大切な歯と生き抜く秘訣となりそうですね。

現代社会の歯事情

食事をする人のイラスト(女性) | かわいいフリー素材集 いらすとや (7190)

私たち人間は食べ物を口から摂取し、咀嚼し、味わい、身体に取り入れて養分として活用する…これらを繰り返しながら日々生きています。そしてこれらの活動に欠かせないもの、それが歯です。「8020運動」という言葉が誕生したのが1989年のことですから、もう28年も前になりますね。
「“8020”は“ハチ・マル・二イ・マル”と読み、 「8020運動」とは“80歳になっても20本以上自分の歯を保とう”という運動です。平成元年、厚生省(現・厚生労働省)と 日本歯科医師会が提唱し、 自治体、各種団体、企業、そして広く国民に呼びかけてきました。」
戦後間もない頃の70年ほど前と比べると、おせんべいや小魚などの顎を使って食べる固い食べ物があまり食べられなくなってます。コンビニやスーパーで売られている、子どもが好きなお菓子を例に挙げても、固いものよりもやわらかく顎の筋力をあまり要しないものがより多く見受けられます。

長野県歯科医師会によると、ある歯科医師のお子さんは給食に出てきたきんぴらごぼうが固すぎて噛めないため、ほとんど手をつけなかったそうです。栄養分をたっぷり含むほうれん草が給食で出た際は、柔らかい葉の部分のみを食べ、固い茎の部分は残すなど現代人の問題点が浮き彫りになり始めています。
「実際、保育園や幼稚園の保母さんたちから、咬めない子どもや、 咬むのが下手な子どもがふえてきているという訴えを最近よく耳にします。 また、そうしたことに関する本が数多く出版されるようになってきたことを見ても、 むし歯以外に大きな問題が今の子どもたちにふりかかってきているようです。」
グローバリゼーションが進み、ますます国際化が進む昨今、とりわけ私達の将来を担う子どもたちの食生活が急激に変化しつつあることは明らかです。

日本人は世界有数の不眠民族

不眠症の人のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (7191)

世界的に見ても日本人は眠らない民族として有名です。2009年にOECDが発表した報告書によると、調査対象となったOECD加盟諸国18ヶ国中日本は世界で二番目に睡眠時間が少なく、1日平均470分(7時間50分)とのことです。ご参考までに最も睡眠時間が短い国は韓国で、1日平均約460分(7時間40分)、最も睡眠時間が多い国はフランスで1日平均530分(8時間50分)だそうです。
「The average French person sleeps for over an hour a day longer than the Koreans, who sleeps the least in the OECDs. (平均してフランス人は韓国人[OECD加盟諸国中最も睡眠時間が短い]よりも一日一時間以上睡眠を取っている 。)」
世界トップクラスの睡眠時間を誇るフランスと比べると、日本は1時間近く眠っていないことになります。この一文だけでも、日本人の睡眠時間がどれほど短いかは明白ですね。しかし、長時間寝ることが必ずしも得策というわけでもありません。
「現代社会に於いて寝不足、寝すぎは生活習慣病です。最近の調査で、睡眠時間が6時間未満と8時間以上の人はヘモグロビンA1cが高い結果が出ています。ヘモグロビンA1cとは、糖尿病を診断する時の血液の数値で、「6.5以上あれば糖尿病だ」と言われています。つまり『睡眠不足と過剰睡眠は糖尿病になる危険性が高い』と統計上言われているのです。」
いま、私たちは各々にとってベストな睡眠時間を見直す必要があるのかもしれません。皆さんが歯のケアと共に就寝時のもう一人の自分とも上手に共存できますように。

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haruka haruka