歯ブラシとフロスの効果の違い
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言わずと知れたことですが、歯を磨くには歯ブラシを使います。歯ブラシで磨くことで、歯の表面や奥歯のかみ合わせ部分、歯と歯茎の境目についている汚れを落とすことができます。しかし、どんなにしっかりと磨いているつもりでも、歯ブラシだけではどうしても汚れが残ってしまう場所があります。それは、歯と歯の隙間です。ここは歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れや歯垢が溜まりやすい場所の一つです。
この汚れや歯垢をそのままにしておくと、虫歯になったり口臭の原因となることもあります。そこで、歯と歯の隙間の汚れを落とすため、フロスを使う必要性が出てくるのです。
この汚れや歯垢をそのままにしておくと、虫歯になったり口臭の原因となることもあります。そこで、歯と歯の隙間の汚れを落とすため、フロスを使う必要性が出てくるのです。
ハブラシでのブラッシングの後に、デンタルフロスを使うと、歯垢(プラーク)の除去率が約30%アップします。
デンタルフロスで、歯と歯の間の歯垢(プラーク)もしっかりかき出しましょう。
フロスはいつ使う?
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歯と歯の隙間の汚れを取り除くためにフロスを使い始めると、今度はその頻度が気になってきます。とくに、使い始めのころはフロスを使うと歯茎から出血をする人が多く、フロスで歯茎を傷つけているのではないかと心配になってしまうことがあります。フロスは歯磨きと同様に、毎日毎食後に使用してもいいものなのでしょうか。
結論から言いますと、毎日毎食後に使用して構いません。ただ、朝や昼は忙しくてフロスを使う時間が取れないことも多いかと思います。その場合は、就寝前の1回だけフロスを使えば大丈夫。口の中の細菌がは夜寝ている間に多く増えます。ですから、寝る前に口の中をできるだけ綺麗にしておくことで、口内を健康に保つことができるのです。
結論から言いますと、毎日毎食後に使用して構いません。ただ、朝や昼は忙しくてフロスを使う時間が取れないことも多いかと思います。その場合は、就寝前の1回だけフロスを使えば大丈夫。口の中の細菌がは夜寝ている間に多く増えます。ですから、寝る前に口の中をできるだけ綺麗にしておくことで、口内を健康に保つことができるのです。
デンタルフロスは、特に夜の食後の歯磨き後に使うと効果的です。朝と夜を比べると、歯周病菌や虫歯菌の増加は、夜の方が断然多いのです。
もし毎日使うのが難しい場合は2~3日に1度でもいいですし、最低でも週に1度はフロスをするよう習慣づけていきましょう。
出血しても、毎日使って大丈夫?
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先ほども少し触れましたが、フロスを使い始めると歯茎から出血してしまう人は多くいます。それは、歯ブラシだけでは磨ききれずに汚れが溜まり腫れてしまっていた歯茎を、フロスを使うことで引き締めているためです。
フロスを使い始めたときの出血ならあまり心配はいりません。
腫れた歯茎の中にうっ血して溜まっていた血液をフロスの刺激で『排出できた』ともいえるんです。
悪い血液を出すことで血流がよくなって歯茎の腫れが引いたという人もいますよ。
ですから、使い始めの時期に出血が見られても、フロスの使用をやめる必要はありません。毎日使い続けていくことでだんだんと歯茎の腫れが治まり、出血もしなくなっていきます。
また、下記のようにフロスの使い方が誤っているために出血をするという場合もあります。
また、下記のようにフロスの使い方が誤っているために出血をするという場合もあります。
歯間がきつい場合は強い力を加えがちなため、きついところを通過した後に勢いで歯肉に食い込んでしまい出血につながります。
いずれにしても、フロスを使用することで歯茎を危険なほど傷つけてしまうことはありません。適切な力と使い方を身に着けて、フロスを使っていきましょう。
ただし、使い始めの時期でもないのに1週間以上出血が続くという場合は、歯科医に相談してください。
ただし、使い始めの時期でもないのに1週間以上出血が続くという場合は、歯科医に相談してください。
まとめ
歯ブラシとフロスを併用することで、歯や歯茎をより健康な状態に保つことができます。しかし、口腔ケアにいかにフロスが有効だと言っても、滅多に使わないのでは意味がありません。大切なのは、習慣化することです。毎日の歯磨きにフロスを取り入れていきましょう。