2017年3月6日 更新

銀歯とは?意外と知らない銀歯の”真実”

皆さんは普段、虫歯の治療を受けて何気なく銀歯の詰め物をしてそのままにしていたりしませんか? 鏡を見て大きく口を開けてニコッと笑ってみるとわかるのですが、銀歯って奥歯でも意外と目立つんですよね…。 何故虫歯の治療をしたあとは銀歯をつけられるんでしょうか?そもそも銀歯とは? ここでは今までなんとなく聞けなかった銀歯についての疑問を徹底的に解明したいと思います。

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銀歯とは?

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実は銀歯は銀だけで出来ているわけではなく、「金銀パラジウム合金」という素材でできているんです。
そして、驚くべきことに歯の詰め物や被せ物などの治療に銀歯を使っているのは世界でも日本だけなんです。
日本では治療の際にほとんどが保険の適用される方法が選ばれることが多いです。歯の詰め物や被せ物などで保険が適用される素材は金銀パラジウム合金ですので、必然的に銀歯での治療になるわけです。(前歯では金銀パラジウム合金を土台にして表側にプラスチックを貼りつけたものが使われます。)

「なぜ外国では銀歯を使用しないのか?」
日本以外の先進国では、安全性や見た目の問題により銀歯ではなくセラミックなどが選択されることが多いのです。
1−1、銀歯ってそもそも何?
虫歯治療をした際に詰める銀歯は、いわゆる合金です。
成分はパラジウム、銀、金、銅、イリジウム、インジウムなどたくさんのものが混ざっています。
錆びにくくするためなど、それぞれがそれぞれの成分を補う役割で混ぜられています。
この銀歯治療は世界的にスタンダードかというとそうではありません。
これは日本で行われている治療であって、世界的に標準なわけではないのです。

見た目の悪さだけでなく、歯茎を黒ずませる銀歯

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銀歯はとにかくその見た目が気になりますよね。
もともとの自然な歯は白いのに、そこに銀歯が入るとどうしても目立ってしまいます。
そして銀歯は口の中に入って水分と混ざり合うと、イオン化して溶け出してきます。
すると、近くにある白い歯やピンク色の歯茎は黒ずんでしまうのです。
歯に銀歯を入れると金属の成分が歯や歯ぐきに溶けだして、黒くなってしまいます。金属はぬれたところにあると成分が溶け出し、白い歯もピンク色の歯ぐきも黒くなっていきます。人によっては金属アレルギーを起こす方もいます。
セラミックはお口の中でも安定していて溶け出す心配はありません。

銀歯をしたのに虫歯になる可能性も…

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虫歯の治療をしたあとに、「銀歯を入れたのでもう安心!」と思っていませんか?
実は銀歯を入れたあとの歯は虫歯になりやすいんです。
銀歯は劣化しやすい素材ですので、歯との間に隙間ができてそこから虫歯になってしまいます。また、銀歯は昔ながらの方法でいまだに粘土で型をとって手作業で作り出しています。ですから精度が低くしっかり接着されていないため、銀歯の下で虫歯が広がってしまいます。
大人のむし歯の多くは歯と銀歯のすき間からできます。それは歯の磨き方が悪いのではなく、銀歯が劣化することによって起こってしまうのです。お口の中は酸性、アルカリ性、暑い、冷たいなどと過酷な環境です。銀歯は早くに劣化してしまい、歯とのすき間からむし歯になってしまいます。

銀歯を交換できる?

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近年では見た目や安全性の問題などで銀歯を他の素材に交換する、「メタルフリー」の治療を行う動きが増えています。
銀歯を入れたままだと金属アレルギーになる恐れがありますが、メタルフリーの素材ならその心配もありません。
具体的には「セラミック」や「ジルコニア」「ハイブリッドセラミック」など様々な素材があります。
保険適用外になりますのでどうしても治療費が高額になってしまいますが、審美性の高い白く美しい歯を手に入れることができますし、安全性や性能も高く、金属アレルギーや虫歯になりにくい利点があります。
気になる方は一度専門医に相談されると、丁寧に解説してくれると思いますよ。
当院では、メタルフリー治療を推奨しています。メタルフリー治療とは、保険治療で主に使用されている銀の詰め物・被せ物(金銀パラジウム合金)をセラミック素材などに替える治療のことです。お口のなかにある金属は、経年変化により錆びて溶け出し金属アレルギーが発生する場合があり、銀の詰め物・被せ物をセラミック素材のものに変えることで、金属アレルギーを防ぐことができるのです。セラミックは長年使ってもアレルギーの心配はありません。

銀歯のメリットはある?

とはいえ、銀歯にもメリットはあります。
まずはなんといっても保険がきいて安価なところです。
一本あたり3000〜5000円程で仕上げることができます。
そして、銀歯は金属ですので強度があります。セラミックはまれに割れたり欠けたりすることがあるようですが、銀歯は強度があるので強く噛みしめたり歯ぎしりがあるような場合でも壊れることはありません。
1.銀歯は保険で入れられるので安い
銀歯は保険適用なので、セラミックなどの保険外の材料に比べ、安価で入れることができます。
2.銀歯は壊れることがほとんどない
銀歯は金属ですから、プラスチックやセラミックのように割れたり壊れる、ということがほとんどないため、力がかかる部分でも問題なく対応できます。

まとめ

普段何気なくつけている銀歯ですが、なんとなく「嫌だなぁ…。」と感じてはいるものの、銀歯についてよくわかってはいませんでしたよね。
銀歯のメリットとデメリットを理解して、場合によってはセラミックなどの白い歯に交換することも検討してみるといいかもしれません。
いずれにせよ銀歯はつけたらおしまいではなく、定期的に専門医を受診して検診を行う必要がありますので、一度歯科医院で相談することをオススメします。

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