歯列矯正で組めるローンの種類とは?
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治療費を分割で支払う方法として、クレジットやデンタルローンなども選択肢の1つです。分割払いの種類は多く、審査が必要なものや、分割回数や支払い総額によって金利が変わるものもあるので、じっくりと考えてから結論を出してください。
信販会社 (歯科医院が提携するデンタルローン)
歯科医院で信販会社(NICOS、オリコ、ジャックス、アプラスなど)のローンに申込みをします。一般的に年利は約8.5%~といわれていますが、信販会社や医院によって金利手数料が異なるので確認が必要です。
直接、歯科医院との間で契約する分割払い
信販会社などを介さずに、治療する歯科医院と直接分割払いの契約をする方法です。分割回数や、支払い期限、分割手数料などは、医院によって異なります。
一言で歯列矯正のローンとはいっても、複数の種類が存在していることがわかりますね。最も低金利が期待できるのは銀行や信用金庫の多目的ローンのようですが、その分審査が厳しく正社員以外の雇用形態だったり学生だったりすると、ローンを受けられない可能性があります。
反対にクレジットカードの金利は15%程度のものもあり、かなり高額に思えますが決済しやすいというメリットがあります。一か所で決めるのではなく、見積もりをとって比較検討するとよいでしょう。
反対にクレジットカードの金利は15%程度のものもあり、かなり高額に思えますが決済しやすいというメリットがあります。一か所で決めるのではなく、見積もりをとって比較検討するとよいでしょう。
ローンで歯列矯正代を支払っても医療費控除されるの?
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矯正歯科治療やインプラント、審美治療などは、保険適用外(自由診療)となるため、治療費が高額になるケースがあります。歯科ローンや分割払いで支払う場合も医療費控除は適用されます。
歯科ローンを利用した場合、信販会社が立替払いをした金額は、その患者様のその立替払いをした年の医療費控除の対象となります。
また、手元に歯科医院の領収証がないこともありますが、その場合は、医療費控除を申請する時の添付書類として、歯科ローンの契約書の写しを用意してください。
※金利及び手数料相当分は医療費控除の対象になりません。
どうやら歯列矯正のローンを組んだとしても、医療費控除を受けられそうですね。ただし金利や手数料は医療費控除の対象にならないようなので、計算方法に気を付けるようにしましょう。特にクレジットカードでローンを組んでいると、手数料の割合も大きいので注意が必要です。
治療費以外にも歯科医院までの交通費(ただしマイカーのガソリン代は対象外)や駐車場代金も医療費控除の対象となるので、こまめに領収書を保管しておくようにしましょう。
治療費以外にも歯科医院までの交通費(ただしマイカーのガソリン代は対象外)や駐車場代金も医療費控除の対象となるので、こまめに領収書を保管しておくようにしましょう。
デンタルローンを組むときのメリット・デメリット
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デンタルローンのメリット
・高額な治療を諦めることなく受けられる
・返済回数が多いので支払いに余裕ができる
・借入額を自分で決められるので予定がたてやすい
・金利手数料が低く設定されていることが多い
・歯科医院の窓口やWeb上で手続きできるので簡単
デンタルローンのデメリット
・すべての歯科医院で扱っているわけではない
・審査があるので使えないこともある
・金利手数料がかかる
歯医者で申し込みができるデンタルローンが人気ですが、デメリットも少なからず存在します。しかし審査があることや金利手数料がかかるのは、信販会社や銀行、信用金庫のローンも同じなので、歯列矯正のローンにデンタルローンを選ぶのはおすすめと言えるでしょう。自宅の近くでローンを取り扱っている歯科医院を探してみることをおすすめします。
歯列矯正のローンの支払い例が知りたい!
矯正歯科治療例1 *デンタルローンを利用
歯列矯正の治療例(透明の目立たない装置を使用)
治療費871,500円を60回ボーナス併用払いでお支払いした場合
【頭金】0円
【残金 】871,500円+【手数料】235,305円=1,106,805 円
(初回お支払16,205円、2回目以降 13,400円×59回 ボーナス月加算額30,000円×10回 のデンタルローン払い)
総計:1,106,805円
矯正歯科治療例2 *デンタルローンを利用
歯列矯正の治療例(歯の裏側から矯正するリンガル装置を使用)
治療費1,134,000円を54回払いでお支払いした場合
【頭金】0円
【残金 】1,134,000円+【手数料】275,562 円=1,409,562 円
(初回お支払26,262円、2回目以降 26,100 円×54回 のデンタルローン払い)
総計:1,409,562円
とある歯科医院で矯正治療をした際の支払い例です。頭金を入れてローンを組むと支払いも楽になりますが、頭金なしでも利用することはできます。ボーナス払いを行っている歯科医院もあるので、気になる人は相談してみるといいでしょう。長期に渡って支払うことも可能です。