2017年3月6日 更新

子供の歯の本数が少ないと先天性欠如?正しい本数や原因、対処法

子供の成長には個人差がありますが、あるときふと子供の歯を見てみると本数が少ないことに気付く場合があります。この場合は「先天性欠如」という生まれつき歯が足りない病気が疑われます。今回は子供の歯の正しい本数や、先天性欠如の原因と対処法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

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子供の歯の正しい本数

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子供の歯である乳歯の正しい本数は20本です。永久歯の場合は28本(親知らずを含めれば32本)なので、子供の歯の方が大人の歯よりもそもそも少なくなります。
乳歯列が完成するのは2歳半から3歳前後と言われており、それ以前であれば歯の本数が少ないのは当然です。しかし、4歳になっても乳歯が20本ないという場合は「先天性欠如」が疑われます。
先天性欠如の人の割合は10人に1人と言われています。一般社団法人 日本小児歯科学会が全国規模で実施した永久歯先天欠如の発生頻度に関する調査研究」によりますと全体の発生頻度は10.09%、男子が9.13%、女子が10.98%となっています

子供の歯の本数が少ないときに疑われる先天性欠如とは

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先天性欠如とはその名の通り、本来生えるべき歯が生えてこない病気のことを言います。原因ははっきりとは解明されていませんが、以下のようなものが原因と考えられています。
・遺伝
・全身疾患
・薬の副作用
・退化
通常であれば乳歯の下では永久歯のもととなる「歯胚」が作られます。しかし、乳歯が生えていないということはこの歯胚もないことが多いので、永久歯も欠如してしまうことが多いです。
・親知らず
・前から5番目の歯(第二小臼歯)
・前から2番目の歯(側切歯)
 これらの歯は、もともと足りないことが多い歯です。親知らずがないことは特に影響はありませんが、第二小臼歯や側切歯が足りない場合は治療方法を考えていくことをおすすめします。

子供の歯の本数が少ないと感じたら歯医者に相談

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まず先天性欠如を決定付ける段階で歯医者に相談する必要があります。いつまでたっても乳歯が抜けない、永久歯が生えてこないと思ったら歯科医院でレントゲン写真を撮ってもらいましょう。
7歳くらいになれば永久歯のもととなる歯胚が骨の中にあるかどうかレントゲン写真で確認できます。
歯の数が足りないことが問題なのではなく、空いたすき間や歯並びが悪くなっている部分、残った乳歯をどのようにケア、処置していくかが大切になります。乳歯を残すか抜くかなど、しっかりと先のことも考えて歯科医師と相談しながら治療方法を選択してください。

先天性欠如とわかったときの対処法

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先天性欠如が疑われたあとは歯医者の指示に随って治療していくこととなります。永久歯の歯胚がないことの根本的な解決法は今のところないので、基本的には乳歯を残していく方向になります。乳歯も通常のように抜けようとはしないので、経過観察となる場合が多いでしょう。
ただし、乳歯はエナメル質が薄く永久歯よりも虫歯になりやすいため、しっかりと虫歯予防していくことが重要となります。
虫歯になったり何らかの理由で残そうとした乳歯が抜けてしまうこともあります。その場合は入れ歯やブリッジ、インプラントなどで対応していきますが、あごの成長具合にも影響されるので、様子を見ながら歯医者としっかり相談して治療を進めていく必要があります。
子どもの10人に1人に先天性欠如がみられるとは驚きです。親知らずがなければ嬉しいのですが、その他の永久歯がない場合は将来的な計画が必要です。歯列矯正をするのかそのまま乳歯を使い続けるのか、しっかりかかりつけの歯医者で相談してください。

まとめ

子供の歯の本数が少ないと思ったら、まずはしっかりと数えてみましょう。年齢によってはこれから生える場合もありますし、ここまで紹介してきたように「先天性欠如」である可能性もあります。
歯が足りないこと自体はそこまで大きな問題ではないですが、歯並びや嚙み合わせには影響が出てしまうのでしっかりと歯医者に相談するようにしましょう。

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