2017年3月6日 更新

何が原因?歯が痛む場所ごとに病院に行くべきか知りたい!

歯が痛い時、何が原因なのか、すぐに病院に行くべきなのか、様子見でいいのか気になりますよね。痛みの原因が何なのか分かれば対処もしやすくなります。こちらでは痛む場所と痛むシーンごとに、どんな原因が考えられるのか解説していますので、通院の参考にしてみてください。

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歯がずっとズキズキ痛む

親知らず

親知らず

親知らずが斜めに生えている状態。隣の歯を圧迫している。
歯茎ではなく、歯がずっとズキズキと痛い場合に考えられるのは、虫歯か親知らずです。
歯が痛いときの原因で代表的なのは、虫歯です。虫歯菌により、歯が侵食されている状態で、虫歯になった部位を取り除く治療が必要になります。痛みが一時的に治るケースもありますが、治療しない限り治ることはありません。
親知らずが生えてくる時は奥の歯茎を突き破って出てきます。歯茎が押される時や歯茎が開く時に痛みとして感じます。親知らずがまっすぐに出てきてくれれば痛みはすぐに治りますが、横や斜めに生えてきたり、奥の骨に引っかかると親知らずが出てこられず、止まってしまい、痛みが続くことがあります。
いずれも、鎮痛剤で一時的な痛みの応急処置は可能ですが、歯科で抜歯や詰め物などの処置をしない限り痛みの根本が解決されることはありません。

噛んだ時に歯が痛い

食事の時に何かを噛んだ時、歯が痛む場合に考えられるのは、歯根膜炎、歯周病、歯のひびや破折が考えられます。

歯根膜炎とは

歯根膜とは歯の周りを覆う膜で、噛んだ時の強さや口の中に入ったものを敏感に検知する働きをしています。
歯痛の中には、噛んだときに歯が痛むというパターンもあります。それは、虫歯や歯周病、歯ぎしりや歯にひびが入ったことが影響して「歯根膜炎(しこんまくえん)」になることが原因です。
歯根膜炎の原因はさまざまですが、いずれにせよ歯科受診をしなければ、治ることはありません。

歯周病でなぜ歯が痛む?

歯周病とは歯肉や歯周に炎症を起こすこと全般をさし、歯周炎も歯周病です。
歯周炎が中度にまで進行すると、歯周ポケットの深さは4~5ミリまで深くなります。炎症がさらに悪化し、歯槽骨を半分近くまで溶かしているので歯を支えきれずに歯がグラグラし始め、噛むと痛みが出ます。歯ぐきの痛みを感じる場合は、すでにこの段階に達していると考えられます。
歯が痛むまでに進行した歯周病は、家庭のみでの治療は不可能なため、歯科受診で治療の上、日々の歯磨きの見直しが必要になります。

歯のひび、破折とは?

歯の破折とは、文字通り歯が折れたりひびが入った状態です。転ぶなどした時の物理的衝撃の他、はぎしりなどでも起こります。
必ずしも真っ二つに割れている訳ではなく、ヒビが入った状態で多く確認されます。初期の頃はヒビも非常に見えにくくレントゲンにも写ってこないことが多い為、判断が難しい傾向があります。
ごく表面的なひびや割れであれば自然治癒しますが、痛みのあるひびや割れの場合は、歯科受診での治療が必要になります。

冷たいもの・熱いものを飲んだ時に歯が痛い

冷たいものや熱いものを飲んだ時に歯が痛い時は、知覚過敏や虫歯が疑われます。
知覚過敏とは普段はエナメル質などに保護されている、
「歯の中にある痛みを感じる象牙質」が
なんらかの原因でむき出しになってしまい、
その部分に刺激を受けることによって、
一時的な痛みなど感じてしまう症状です。

特に冷たいものを飲んだときや、歯磨きの際、風を受けた際などに痛みを感じやすくなります。
ただ、痛みはすぐに治まるのも特徴です。
知覚過敏の場合は、知覚過敏用歯磨き粉を使って一週間ほど歯磨きをしても改善がみられない時は、歯科を受診します。

虫歯の場合は、甘いものを食べた時にもしみるので知覚過敏と区別ができます。虫歯の場合は、歯科受診が必要です。

銀歯が痛い

銀歯のイメージ

銀歯のイメージ

銀歯などの詰めものをしてから、その歯が痛い時は、詰め物や被せ物をした時期によって、痛みの原因が異なります。

銀歯を治療した直後

深い虫歯の場合、歯を神経ぎりぎりまで削って詰め物をするため、銀歯を詰めた場所と神経の距離が近くなります。それにより熱による刺激や、ものを噛んだ時の力が今までより伝わりやすくなり、痛みを感じやすくなります。
数日~1週間程度で痛みは治まるので、様子見で大丈夫です。ただし、あまりにも痛みが強い場合や一週間以上痛みが治まらない時は、歯科を受診しましょう。

銀歯を治療してから期間が経っている時

銀歯を被せてから、年数が経過した後に痛む時は、銀歯の下に虫歯ができているか、歯の神経が疲弊しているという原因が考えられます。
銀歯が劣化して歯とのすき間から虫歯になると銀歯がしみるようになります。銀歯は5,6年くらい経つと劣化が始まります。
神経を取ってしまうと歯の寿命は短くなります。そのため治療の際、出来るだけ歯の神経を残します。しかし、何年かして残した神経が急にしみたり、痛みが出ることがあります。神経が耐えきれなかったためです。
いずれにせよ、自然治癒することはないので、歯科受診が必要です。

抜歯したところが痛い

抜歯した後に痛みが数日でおさまるどころか激痛が全くひかず、食事中などに特に痛い時は「ドライソケット」の疑いがあります。
本来は抜歯をした後の穴には血液が溜まり、それがやがて固まって血餅(けっぺい=血の塊)になった後、歯ぐきとなって穴が塞がり、治っていきます。しかしドライソケットでは、なんらかの原因で穴に血の塊ができないために治りが遅くなり、さらに骨が露出していることで強い痛みを引き起こします。
こちらは抗生剤の投与や軟膏の塗布が必要になるため、歯科受診しての治療が必要になります。

歯茎が痛い

膿のたまった歯

膿のたまった歯

歯茎が腫れる原因は、歯周病や虫歯による歯の根の膿が考えられます。
歯茎の痛みで最も多いのが歯周病です。歯周病によって歯の周りの骨が溶かされて、歯と歯茎の間に膿がたまり、歯茎が腫れて痛みます。
歯の根の先に膿が溜まる根尖病巣(こんせんびょうそう)が痛みの原因です。腫れと痛みは繰り返すことが多く、最後には歯が揺れてきます。虫歯が深くなり神経が自然に死んでしまったり、根の治療が不十分な場合に起こります。
いずれも膿を除去するなどの処置が必要になるため、歯科受診が必要になります。

「歯が痛い」=歯科受診と考えた方がいい

歯や歯茎が痛む場合、知覚過敏のような自宅で対処が可能なもの以外、ほとんどは歯科での治療が必要になります。知覚過敏だと思っていたら虫歯だったということもあるため、歯が痛む時にはどんな原因の場合にも歯科を受診しましょう。

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この記事のキュレーター

奈緒 奈緒