インプラントの手術が怖い!
埋没した親知らずの抜歯の手術と同程度であることが多い
今まで手術なんて受けたことがないという人はたくさんいると思います。
しかし、インプラント治療ではインプラントを骨に埋め込むために外科的な手術が必要となります。とはいっても、通常虫歯の治療に使用するものと同じ局部麻酔を使用して手術を行いますので、そんなに大げさなものではありませんし、ほんとんどの方が痛みを感じることはありません。
虫歯の治療すら嫌だという人は「ドリルで骨に穴をあけてインプラントを埋め込む」という治療内容を想像するだけでも無理…と感じてしまいますよね。確かに治療内容としては大掛かりではありますが、実際に受ける口の中のダメージは、親知らずの抜歯程度であることも少なくありません。
静脈内鎮静法(寝ている間に手術が終わる麻酔)も選択可能
チクッとするだけでもイヤだ、インプラントは無痛治療でお願いしたい!という方には「静脈内沈静法」という方法もあります。腕から点滴で鎮静剤を入れながら手術を行う方法で、全身麻酔がきく寸前のような、うたた寝やほろ酔いのような状態になります。手術中の不安や緊張感を軽くする方法です。
恐怖を感じることすら嫌だという場合には“静脈内鎮静法”を希望してみるといいでしょう。ただし設備と専門医が揃っている必要があるため、実施できない歯科医院もあります。少しでも検討している場合は、静脈内鎮静法が受けられるかどうかも歯科医院選びの参考にしたいですね。
インプラント手術後の痛みが怖い!
術後の痛みは処方される鎮痛剤で収まる程度
当日、麻酔が切れた時が一番痛みを感じますので、早めに痛み止めを飲むことをお勧め致します。
触らなければ、2日目以降は、あまり痛みがないことが多いです。
歯を抜いた時と同じくらいの痛みと思って下さい。
歯茎を切開したと言っても、せいぜい1cm程度であるため、手術直後の腫れが収まる頃には痛みが落ち着くことが多いようです。手術後2~3日分の鎮痛剤が処方されるはずですので、遅くても飲み切る頃には多少違和感があるな…という程度に収まっているでしょう。
費用が上乗せされそうで怖い!
見積書をしっかりと確認し、わからないことは尋ねましょう
インプラント治療は、原則として健康保険が適用されないため、自由(保険外)診療となります。自由診療は、歯科医師(歯科医院)が独自に決めた治療方法と費用になりますので、医院によって差があります。インプラント治療を検討している方への説明は、治療計画書や費用総額の見積もりの書面をもって、事前に行うことが一般的です。
歯科医院では、治療前の精密検査から治療完了までに必要な費用が全て盛り込まれた見積もりを出してくることが一般的です。ただし中には、少しでも安く見せようと一部の治療内容とその費用を掲載しない歯科医院があることも事実ですので、治療前にきちんと「見積もりに書かれている以上の治療を行うことはないのか」「見積書以上の費用がかかることはないのか」を確認しておくことが大切です。
治療内容を知れば怖い気持ちも和らぎます
インプラント治療と一言で言っても、それぞれ口の中の状態が異なるため、治療内容や経過も少しずつ違ってきます。もし現時点で少しでもインプラント治療に前向きな気持ちがあるのなら、まずは初診相談料が安い歯科医院で相談してみるといいでしょう。自分に必要な治療をイメージしてみると、怖い気持ちも和らぐはずです。