顎変形症ってどんな症状?
はじめに、「顎変形症」とはどういった症状なのかですが、単純に上顎か下顎がずれていることをいいます。
正式には上顎骨か下顎骨がずれている状態になります。
・上顎がずれて前に出て入ればいわゆる「出っ歯」。
・下顎がずれていれば「受け口」といったりします。
正式には上顎骨か下顎骨がずれている状態になります。
・上顎がずれて前に出て入ればいわゆる「出っ歯」。
・下顎がずれていれば「受け口」といったりします。
上あご(上顎骨)または下あご(下顎骨)のどちらか、あるいは、その両方で骨格的に位置のずれや形態の異常(非対称)が大きく、顔貌や咬み合わせの異常を起こしている状態を「顎変形症」といいます。
有名人やあなたの身近な方にも顎変形症の方がいるかもしれません。
そのような状態の時には通常の矯正治療だけでは歯並びなどがきれいになりにくく、外科的な治療(手術)が必要になります。
しかし、矯正治療の中では唯一、保険適用の治療になりますので検討する価値は十分にあります。
そのような状態の時には通常の矯正治療だけでは歯並びなどがきれいになりにくく、外科的な治療(手術)が必要になります。
しかし、矯正治療の中では唯一、保険適用の治療になりますので検討する価値は十分にあります。
顎変形症の治療の流れ
矯正治療よりも手順を踏んで行う治療、手術になります。どれくらいの期間や手順があるのか紹介します。以下をご覧ください。
①矯正治療についての検診や診断
(精密な検査を行うために診断結果が出るまで2週間から3週間ほど要する場合もあります。)
②口腔外科などでの治療説明
(かかりつけの歯科医院と提携している病院や大学病院で行われます。)
③手術前の矯正治療
(約1年かけて術前の矯正を行います。)
④外科手術と入院
(いよいよ外科手術。入院は1ヶ月ほどといわれています。)
⑤手術後の矯正治療
(手術後の矯正も約1年になります。)
⑥保定期間
(矯正治療、手術のアフターケアとして2年間はみておいたほうが良いです。)
以上のような流れで顎変形症の矯正治療、手術が流れていきます。全工程を踏まえると4年から5年くらいの期間を要して治すことになります。
①矯正治療についての検診や診断
(精密な検査を行うために診断結果が出るまで2週間から3週間ほど要する場合もあります。)
②口腔外科などでの治療説明
(かかりつけの歯科医院と提携している病院や大学病院で行われます。)
③手術前の矯正治療
(約1年かけて術前の矯正を行います。)
④外科手術と入院
(いよいよ外科手術。入院は1ヶ月ほどといわれています。)
⑤手術後の矯正治療
(手術後の矯正も約1年になります。)
⑥保定期間
(矯正治療、手術のアフターケアとして2年間はみておいたほうが良いです。)
以上のような流れで顎変形症の矯正治療、手術が流れていきます。全工程を踏まえると4年から5年くらいの期間を要して治すことになります。
外科矯正(外科手術+矯正)をすることで咬み合わせと顔貌が大きく変化します。高度な治療になりますので外科手術をする大学病院との連携が大切になります。歯列矯正についての説明は当院で行いますが、外科手術に関する説明は大学病院で行います。
顎変形症の費用について
via www.photo-ac.com
何年もかけて治療や手術を行う顎変形症ですが矯正治療は80万円前後で、外科手術や入院費用は90万円ほどのようです。
(入院期間や治療期間の前後で個人差はあることも断っておきます。)
費用をみると高額な印象ですが「保険適用」になります。
よって、仮に矯正治療費が80万円の場合は3割負担ですので24万円の自己負担になります。
外科手術、入院費用を90万円とすれば27万円。合わせて50万円ほどが自己負担です。
これらの医療費は高額医療費制度の適用で手術、入院費が抑えられることもあります。
最終的に自己負担が30万円程度まで下がることが想定されます。
相談窓口は国民健康保険の場合には市町村、健康保険の場合は協会けんぽなど。
共済保険の場合には共済組合となっています。
高額医療費制度の申請期間は医療サービスを受けた翌月一日から2年以内となっています。
(入院期間や治療期間の前後で個人差はあることも断っておきます。)
費用をみると高額な印象ですが「保険適用」になります。
よって、仮に矯正治療費が80万円の場合は3割負担ですので24万円の自己負担になります。
外科手術、入院費用を90万円とすれば27万円。合わせて50万円ほどが自己負担です。
これらの医療費は高額医療費制度の適用で手術、入院費が抑えられることもあります。
最終的に自己負担が30万円程度まで下がることが想定されます。
相談窓口は国民健康保険の場合には市町村、健康保険の場合は協会けんぽなど。
共済保険の場合には共済組合となっています。
高額医療費制度の申請期間は医療サービスを受けた翌月一日から2年以内となっています。
保険診療にて顎変形症の矯正治療を受けるには、自立支援医療機関(更生・育成医療機関)、顎機能診断施設の指定を受けた医療機関(病院やクリニック)である必要があります。指定医療機関では、手術を含め全ての治療内容で健康保険の適用となります。
顎変形症の治療を行うメリットとデメリット
変形症の改善で見た目の美しさのほかにもメリットはありますがデメリット(注意点)ありますのでみていきます。
①メリット
結構な手間暇をかける矯正治療にはなりますが保険適用で安く治療ができることは大きいです。
さらに、見た目もきれいになり歯や歯を支える骨などへの負担が軽減されます。
また、矯正治療では治すことが困難でも治療が可能になります。
②デメリット
入院前の検査や診断は精密にする必要があり数回の通院が必要となります。
術後は顔の腫れやマヒなどで一時的ではありますが口が開きにくくなります。
会話や食事が大変になるかもしれません。
デメリットというよりは注意点ですが治療費を抑えたい場合には保険適用になる病院で治療を受ける必要があります。
①メリット
結構な手間暇をかける矯正治療にはなりますが保険適用で安く治療ができることは大きいです。
さらに、見た目もきれいになり歯や歯を支える骨などへの負担が軽減されます。
また、矯正治療では治すことが困難でも治療が可能になります。
②デメリット
入院前の検査や診断は精密にする必要があり数回の通院が必要となります。
術後は顔の腫れやマヒなどで一時的ではありますが口が開きにくくなります。
会話や食事が大変になるかもしれません。
デメリットというよりは注意点ですが治療費を抑えたい場合には保険適用になる病院で治療を受ける必要があります。
外科矯正治療は、全身麻酔による本格的な手術が必要になりますが、大きな治療効果が期待でき、矯正治療の中では唯一保険が適用されます。手術は、下あご単独手術の場合と上下あごの両方手術する場合があります。原則、口の中からの手術になるため、顔などに手術の痕が残ることはありません。入院期間は、約10日前後です。
デメリットとはいっても時間的なものや術後の症状ですので、前向きに治療を考えてみてはいかがですか?
また、矯正治療や手術をすることで見た目も改善され、また保険適用ということもあり、メリットのほうが多いように感じますよね。
矯正治療をする際に、顎変形症と診断された方はぜひ合わせて治療を検討してみてくださいね。
また、矯正治療や手術をすることで見た目も改善され、また保険適用ということもあり、メリットのほうが多いように感じますよね。
矯正治療をする際に、顎変形症と診断された方はぜひ合わせて治療を検討してみてくださいね。