歯の生え変わり時期は、効果が出やすい!
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5,6歳位の子供の顎はまだ、未完成です。また、ちょうどその時期は乳歯の生え変わり時期でもある為、矯正での歯の移動が割りと短期間で出来るのです。一般的に乳歯よりも永久歯のほうが歯のサイズは大きくなります。顎のサイズに比べて生えてくる歯が大きすぎたりしてスペースがない場合も前もって準備できます。大人になってからの矯正ではともすれば、抜歯の必要が出てくることがありますが、この時期からの矯正の場合はその可能性が軽減されます。更に、少しずつ歯並びを動かして行くのですから当然違和感や痛みも伴いますが、この時期からの治療にはそれも最小限に抑えられるメリットがあるのです。
永久歯が生えそろう前、つまり乳歯の段階で検査や治療を始めると、この先の本格治療に向けて万全な準備ができるのです。永久歯が生えそろってから治療を始めると歯を動かすスペースを作るために抜歯が必要になることがあります。抜歯を避けるためには、自然にスペース作りの準備ができる乳歯段階での治療開始がベストというわけです。
健康な心と身体をつくる土台が出来る!
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噛み合わせや顎のバランスが悪いと、食事の時に上手く咀嚼出来なかったり、舌の動きが悪く発声にも影響を与えます。身体をつくる大切な時期だからこそ、歯並びを整えることは大切なことなのです。また、綺麗な歯並びは、自信のある笑顔をつくります。“口元の自信がついただけで積極的になれた”などというエピソードがある様に、精神面での良い影響もあるのです。
正常な発育を妨げるような歯並びや癖を改善し、あごやお顔の成長のバランスを整えます。 また、放っておいて、あごの関節が痛くなったり、(顎関節症)外科的な手術をしなければ治らないケースを避けることが出来ます。 お顔つきやあごの成長のコントロールは、成長期のこどもでしか出来ない矯正治療です。
歯並びがいいとむし歯や歯周病に明らかになりにくくなります。また、発音もよくなりますし、さらには噛み合わせが良くなることによって、食事からの栄養の吸収率もよくなります。これらのメリットを早くに受け取ることができるわけなので、大人になってからの健康にも寄与します。
治療を継続させやすい!
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矯正治療は、ほんの少しずつ歯を動かしていくので長期間継続しなくてはいけません。様々な器具での治療が取られますが、いずれにせよ根気がいります。歯科医院は、それでなくても予約を取ったり、待たされたりと・・・とにかく手間がかかります。いくら成長期の子供とは言え、長い時間をかけて歯並びを整えていくのです。大人になってからも矯正は可能ですが、仕事で来院できなかったり治療を止めてしまったりと、何かと障害が多く相当な覚悟がないと続けることが出来ません。その点、子供でしたら忙しいとは言え、大人に比べれば格段に治療に専念出来ます。通院するときには、親が付き添わなくてはいけないので親のほうに負担はかかりますが、効果が早く出るので割と短期間で済みます。
注意!治療に抵抗したら無理には通わせないこと
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子供さんによっては、口腔内が非常に敏感な子もいます。低年齢になればなるほど歯医者に対する恐怖心が大きく、椅子に座り診てもらう事にさえ抵抗を感じる子もいます。また、治療の過程で器具を入れたり、器具の型取りのために印象材というシリコンの様な素材を口に入れる時、吐き気をもよおす事もあります。いくら、早い時期から矯正をしたほうがいいといっても本人の心の準備が必要なのです。
最初に矯正を拒否していた場合でも気が変わる可能性は十分にあるので、気長に待つことも大事です。
お子さんが矯正を嫌がっているのに無理にやらせると、結局途中で断念することにもなりかねません。
矯正のために使ったお金や時間が無駄にならないよう、決して無理矢理はやらせないようにしましょう。
まとめ
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一昔前は、歯科矯正への関心が今ほど進んでおらず矯正をしないまま大人になる人が圧倒的に多い傾向にありました。しかし、健康上や見た目のコンプレックスから大人になり矯正を始める方が多くなりつつあります。我が子が将来に困らない為にも、負担の少ない子供の時期の歯科矯正を是非検討してみて下さい。