日本歯科医学会に認定された歯科医
via gahag.net
日本歯科医学会は、公益社団法人日本歯科医師会定款第43条の規定に基づき、日本歯科医師会の中に設置された学術研究組織であり、現在21の専門分科会及び22の認定分科会を擁している。
学会会員は、日本歯科医師会会員と専門分科会及び認定分科会会員とからなり、現在の会員数の内訳は、
・日本歯科医師会会員64,657名
・専門・認定分科会会員31,987名
の合計96,644名である(平成26年3月31日現在)。
日本には日本歯科医師会という公益法人が存在し、会員によって日本歯科医学会という学術研究組織が設置されています。日本歯科医学会は歯科に関する社会的活動を行っており、それに伴う制度を行っている団体です。なお、加盟は強制ではなく任意となっています。
各医歯学系学会においては登録医、認定医、専門医、指導医などの区分が設けられており、高度な知識や技量、経験を持つと認められた歯科医には厚生労働省により認められた資格名が認定付与されます。このうちの登録医は学会に登録している全ての医師に当てはまります。
各医歯学系学会においては登録医、認定医、専門医、指導医などの区分が設けられており、高度な知識や技量、経験を持つと認められた歯科医には厚生労働省により認められた資格名が認定付与されます。このうちの登録医は学会に登録している全ての医師に当てはまります。
インプラント認定医について
・学会の在籍年数が5年以上
・学会の指定する研究施設の在籍が通算5年以上
・学会の学術大会等への参加が5回以上
・学会の指導医2名からの推薦
・治療から3年以上経過している症例20人以上
・論文発表
・認定医試験(筆記試験)
・認定医試験(口答試問)
日本歯科医学会の分野には様々な診療科があり、インプラント医療においても認定医が存在します。インプラントの認定医とは前述の認定医同様にインプラント医療の分野において高度な知識、技術、経験を有すると認められた医師に認定・付与される資格です。
インプラントの資格名に専門医、指導医というものもありますが、これらの資格を手にする条件には認定医の資格を取得している必要があります。そのためインプラントを行う歯科医として上級者と認められるには認定医として認められてからがスタートラインとなります。
インプラントの資格名に専門医、指導医というものもありますが、これらの資格を手にする条件には認定医の資格を取得している必要があります。そのためインプラントを行う歯科医として上級者と認められるには認定医として認められてからがスタートラインとなります。
インプラント専門医
・日本国歯科医師免許を有すること
・5年以上継続して日本口腔インプラント学会員であること
・研修施設に通算5年以上在籍していること
・日本歯科医師会会員であること
・専門医教育講座を3回以上受講していること
・本学術大会または支部学術大会に8回以上参加していること
・指定された研修を終了していること
・指導医2名の推薦があること
・定められたインプラント治療の経験があること
・ケースプレゼンテーション試験に合格していること
・本学術大会または支部学術大会で2回以上発表していること
・インプラントに関する論文を発表していること
日本口腔インプラント学会専門医資格認定試験受験資格
インプラントの資格の一つである専門医は、日本口腔インプラント学会により治療の交付を行う資格認定制度のことです。日本口腔インプラント学会は日本で最も歴史の古い学会で、会員数1万2000人いると言われている日本最大の歯科業界最大規模の学会です。
専門医の資格を得るには様々な条件を必要とし、自身の能力以外にも他者に認められている必要もあるため取得が難しい資格の一つでもあります。
専門医の資格を得るには様々な条件を必要とし、自身の能力以外にも他者に認められている必要もあるため取得が難しい資格の一つでもあります。
インプラント指導医
第14条
口腔インプラント指導医は、下記の業務を行うことができる。
(1) 研修カリキュラムの作成
(2) 口腔インプラント 専門医及び研修施設に所属する歯科医師の指導
(3) その他、委員会が必要と認めた研修及び認定試験に関する事項
公益社団法人日本口腔インプラント学会専門医制度規程
認定医であることが条件であるインプラント資格のうちのもう一つに、指導医という資格があります。指導医を資格を得るにも高度な知識、技術、経験とさらに長い学会への入会年数が必要になります。
世界中にある歯科医師学会
世界にも歯科医師学会は様々あり、その中でも「国際口腔インプラント学会(ICOI)」が有名です。正式名称を「International Congress of Oral Implantologists」と呼び、歯科医学会において世界的な認知度を誇り、世界最大のインプラント学会でもあります。
ICOIはアメリカに本部をおいており、多くの日本人歯科医が所属する日本支部も存在します。 国際口腔インプラント学会が認定する資格に「ICOI 国際インプラント認定医(FELLOWSHIP)」、「ICOI 国際インプラント指導医(DIPLOMATE)」、「ICOI補綴(ほてつ)学会部門のインプラント補綴専門資格(MASTERSHIP)」と言ったものがあります。
ICOIはアメリカに本部をおいており、多くの日本人歯科医が所属する日本支部も存在します。 国際口腔インプラント学会が認定する資格に「ICOI 国際インプラント認定医(FELLOWSHIP)」、「ICOI 国際インプラント指導医(DIPLOMATE)」、「ICOI補綴(ほてつ)学会部門のインプラント補綴専門資格(MASTERSHIP)」と言ったものがあります。
「認定医」はインプラント治療の歯科医師選びの目安
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このようにインプラント認定医の資格は取得までに厳しい条件をクリアする必要があります。しかしながら、認定医と言う肩書を持つには学会に所属する必要があり、歯科医師会に加盟するのは任意なのです。加盟する医師は年々減少傾向であり、所属する学会によっては取得難易度に違いがあるようです。
認定医ではないからと言って必ずしも技術が無いわけではなく、その逆もまた然りです。しかし、治療を受ける患者の目線で考えた場合、こういった資格の有無はインプラント治療の一つの目安になることも事実です。インプラントの歯科医院選びの際には口コミや評判と同様に指標として参考にすると良いでしょう。
認定医ではないからと言って必ずしも技術が無いわけではなく、その逆もまた然りです。しかし、治療を受ける患者の目線で考えた場合、こういった資格の有無はインプラント治療の一つの目安になることも事実です。インプラントの歯科医院選びの際には口コミや評判と同様に指標として参考にすると良いでしょう。
日本口腔インプラント学会の場合
認定医の条件(一部抜粋)