2017年3月6日 更新

口が渇く...?唾液腺マッサージで唾液を出そう!

皆さんは唾液の役割をご存知ですか?唾液は非常に大切な役割があるとても大事なものです。しかし、唾液の分泌量が減り口の渇き(ドライマウス)に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。唾液の分泌を促す一つの方法に唾液腺マッサージがあります。口の中には唾液を出す唾液腺がたくさんあり、その中でも特に大きな唾液腺をマッサージすることで唾液がでやすくなります。唾液腺のマッサージのやり方をまとめましたので参考にしてみてください。

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唾液の役割と減る原因

口の中のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (9447)

まずは簡単に唾液の役割とドライマウスの原因をまとめました。
唾液にはたくさんの役割があります。

浄化作用

粘膜保護作用

食塊形成作用

潤滑作用

抗菌、自浄作用

中和作用

修復作用

このように沢山の役割があり、唾液が減るとこれらの作用が弱まることで、虫歯になりやすかったり、食べ物の味がわかりにくかったり、上手く飲み込めなかったり、ネバネバしたり、口臭があったり、舌や粘膜が痛かったりなどといった症状が現れます。
唾液が減る原因は、加齢に伴うもの、薬の副作用、全身疾患によるもの、ストレス、口呼吸などがあります。
ドライマウスには以下のような原因があります。
・ストレスによる唾液分泌量の低下

・加齢による唾液分泌量の低下

・糖尿病、腎不全などの病気

・風邪薬や血圧降下薬など、薬の副作用

・口呼吸

・シェーグレン症候群、自己免疫疾患

・睡眠薬、精神安定剤、一部の抗アレルギー薬の長期服用

唾液量チェック!

アヒル口の女性のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (9448)

通常、私たちは1日に1Lから1.5Lの唾液を分泌していると言われています。
まずは、自分がどの程度唾液を分泌しているのかを知ることからはじめてみましょう。
歯科医院でも行っているところがある方法です。まず15分間紙コップなどに唾液を出します。メモリのついたスポイトや注射器で量を計測してみてください。
1.5ml以下を目安に分泌量が低下していると言われています。
歯科医院ではより細かい唾液量の検査を行ってくれるところもあります。また唾液の質(phや粘液性)なども診てくれます。
患者さんが座ったまま咀嚼せず安静な状態で、自然に流出する唾液をコップに採取します。コップに溜まった唾液を注射器などで測定します。15分間おこない、1.5mL以下を分泌低下の目安にしています。

唾液腺

口のイラスト(人体) | かわいいフリー素材集 いらすとや (9449)

唾液は口の中にある大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)とたくさんある小唾液腺から分泌され、唾液分泌量の約9割が大唾液腺から分泌されています。
つまり、ほとんどこの大唾液腺から唾液が分泌されていることになります。
安静時では顎下腺から65%、耳下腺から23%、舌下腺から4%の唾液分泌があり、刺激時には耳下腺からの分泌が50%に増大します。
  ①各唾液腺における分泌
   1)安静時唾液
      顎下腺=65%  耳下腺=23%  舌下腺=4%  小唾液腺=8%
   2)刺激唾液
      耳下腺の分泌量が増大し、50%以上になる。

唾液腺マッサージ

唾液は、唾液腺を刺激することで分泌を促すことができます。
まずは、大唾液腺の位置を確認しましょう。

耳下腺...耳たぶの少し前方で上の奥歯あたりにあります。

顎下腺...顎の骨の内側の柔らかい部分にあります。

舌下腺...顎の先のとがった部分で舌の付け根にあります。

唾液腺マッサージはいつ行っても構いませんが、適しているのはお食事前や就寝前がいいと言われています。リラックスして行いましょう。それでは、唾液腺マッサージのやり方です。まず耳下腺のあたりに指を2本くらい置き、指全体で円を描くようにゆっくり優しく押していきます。5回〜10回行います。次に顎下腺あたりに指の先の方を2〜3本くらい置き耳の下から顎の先までゆっくり優しく押していきます。5回〜10回行います。最後に舌下腺あたりに両手の親指の腹を置き、下顎から舌を押し上げるように優しくグーと押し上げます。これも5回〜10回行ってください。

唾液腺マッサージを他人に行うとき

高齢になると唾液の分泌がとても少なくなります。うまく食べ物がまとめられず食塊を形成できません。また潤滑作用がないためにうまく飲み込むこともできません。誤嚥に繋がることもあります。味覚を感じる作用も弱まり食べ物の味がわかりにくく美味しく食事もできません。
もし、今介護に携わっている方がいれば、ぜひお食事前に唾液腺マッサージを取り入れてあげてください。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、コツを掴めば意外と簡単に行うことができます。
その際、注意点がいくつかあります。
いくら親しくてもお顔をいきなり触られることに抵抗がある方が多いと思います。必ず唾液を出しやすくするマッサージだということを説明して、どこを触るかお話ししながら行うと良いです。
またリラックスしてもらって行うことも大切です。その人が座りやすい姿勢で行ってあげると良いです。お話ししながらゆったりと行ってあげてください。
きっと、喜んでもらえるはずです。
お口はとても敏感な器官です。 なんの説明もせずに、いきなり口腔内に触れてしまうと、 口腔ケアへの拒否がより強くなります。
お口というデリケートな場所に触らせていただくということを 思い出して、高齢者と接してみてください。
まずはリラックスしていただくために ケアをする方の周りを流れているゆっくりとした時間に身を任せて、 ゆっくりとした動作と言葉で、普段より大きな声で話すように心がけます。

最後に

いかがでしたか?ドライマウスは現在のストレス社会の現代病の一つとも言われています。唾液が出ないことで様々なお口のトラブルや全身に影響が出たりとお困りの方が多いと思います。
ストレスを溜めないことやよく噛むことも一つの方法ですが、唾液腺マッサージをリラックスする時間としても取り入れてはいかがでしょうか。
また食べ物が美味しくないとおっしゃるご高齢の方が多いです。もしかすると唾液の分泌が関係しているかもしれません。是非マッサージを取り入れてコミュニケーションとしても活用していただければと思います。

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はーちゃん はーちゃん