2017年4月20日 更新

歯の噛む力は何Kgくらい?歯にかかる負担を知っておこう

りんごを手で握りつぶすのは大変ですが、食べ物の中ではそれほど固い食べ物というわけではありません。噛む力というのはとても大きいです。では、人の噛みしめる力とは何Kgくらいなのでしょうか?歯の噛む力と、歯にかかる負担についてまとめました。

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人間の噛む力はどれくらい?

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人間が思いっきり歯を食いしばった時にでる噛む力は、体重に比例していると言われています。体重60kgの人なら60kg、40kgの人なら40kgを出すことができるのです。もちろん普段の生活も多いに関係あり、普段から固いものを食べている人やスポーツなどで歯を食いしばることが多い人の最大咬合力は、体重以上になることもあります。
健康な成人男性( 20 - 30 歳) 42 名を対象に,噛みしめ時に奥歯(下顎第一大臼歯・ 6 歳臼歯)にかかる力(咬合力)を測定した研究によると,最小では 27.5kg ,最大では 100kg もの値を記録し,その平均は 59kg でした。その後,前歯や犬歯の咬合力も測定されています。 20 歳代の成人男性 150 名の右側前歯,犬歯および奥歯の咬合力はそれぞれ 15.66kg , 27.74kg , 66.90kg と記録されています。これらのデータからも,歯を食いしばった時には,自分自身の体重に匹敵するくらい大きな力が奥歯にかかっていることが分かります。

食事の時に歯にかかっている力はどれくらい?

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歯を最も使うのは、ものを食べる時です。食べやすい食事の固さというのは、だいたいその人の噛む力25~30%程度。体重50kgの人なら12.5kgから15kgくらいなのですが、ずっと噛み続けるので奥歯には柔らかいものでも30kgくらいの力がかかると言われています。
20~30歳の一般的な成人男性の1本の歯の噛む力は(個人差有)の場合、
前歯で10~20キログラム、犬歯で20~25キログラム、奥歯だと、
柔らかいもので30キログラム、硬いものだと60キログラムだといわれています。
その噛む力に食事の時の噛む回数を考えると
歯にかかる負担の大きさにびっくりされることと思います。

噛む力に歯が負けてしまうと?

食事で使う力は加減されたものですが、スポーツをしている時や無意識に歯を食いしばる癖があったり、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりの癖では加減されていない力が奥歯にかかっています。これだけの負荷がかかり続けると、歯にヒビが入ったり肩こりや頭痛、顎関節症のほかにも、エラが大きくなって顔が大きく見えるといったことが起こることも。
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自分では噛みしめていることを意識していませんが、朝起きると顎がだるいという方は、無意識のうちにこうした噛みしめを行っていることが考えられます。
無意識でするものですので、自分はやっていないと思うかたでも意外とやっています。
口の中を見たらやっているかどうかはすぐにわかります。
このような歯ぎしりや噛みしめで起こる問題点についてお話します。
歯に過剰な力が加わると、歯質が破壊し始め、エナメル質とセメント質の境界付近が欠けていくことがあります。
このような歯ぎしりや噛みしめで起こる問題点についてお話します。
歯に過剰な力が加わると、歯質が破壊し始め、エナメル質とセメント質の境界付近が欠けていくことがあります。

象牙質が露出し、歯がしみる原因になったり、虫歯になりやすくなります。
また、歯をすり合わせることで噛み合わせの面が磨り減ってしまいます。

奥歯が1本抜けただけで噛む力は半減

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奥歯が1本抜けた程度では、それほど影響はないと思いがちですが、実は奥歯が1本抜けると噛む力全体が半減してしまうと言われるほど奥歯は大切な存在です。今まで食べられていたものが噛みきれなくなると食事もつまらなくなりますし、塊のまま飲みこんでいると消化器官に負担もかかります。
奥歯が抜けたときは見た目もそこまで気になりませんし、とりあえず何とかなってしまうため、すぐに治療をしない方が残念ながら多いのが実情です。

しかし、歯が1本抜けると、隣の歯が横に少しずつ倒れてきてしまいます。そうすると、そのさらに横の歯も倒れて・・・ということが起きます。

また、奥歯が1本抜けただけでも、噛む力は約半分にまで落ちると言われています。きちんと噛めないことで消化器官に負担がかかったり、栄養の吸収が悪くなったりします。

治療した奥歯の噛む力はどれくらいまで落ちる?

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神経を抜いた歯は、神経がある健康な歯に比べて強度が落ちますので、あまり固いものをたくさん食べるのは歯にはよくありません。ブリッジにした歯は元の60%程度、部分入れ歯なら30~40%、インプラントの場合なら噛む力は100%のままです。
入れ歯の場合
部分入れ歯なら天然の歯の30?40%、総入れ歯なら10?20%。
ブリッジの場合
天然の歯の約60%程度(ただしブリッジをかける歯の状態による)
インプラントの場合
天然の歯とほぼ同じ。

まとめ

歯には大きな負担がかかります。食いしばりや歯ぎしりの癖がある人は、マウスピースなどで歯にかかる力を分散させてあげると、歯へのダメージを軽減することができます。もし抜歯になり、入れ歯やブリッジになると、歯を補うことができても噛む力はどうしても落ちてしまうということを知っておきましょう。

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この記事のキュレーター

達也 達也