2017年3月6日 更新

【日本人の歯並びの悪さ】は運命的なものだった?!

欧米諸国の人々は「歯並び」に対してとても敏感です。欧米では歯並びの良し悪しで良い会社に就けたり就けなったりといったことも多々あります。日本人の場合、欧米ほど歯並びに対して敏感ではなく、そのため外国人の方が「日本人は歯並びが悪い」と口にすることも珍しくありません。なぜ日本人は歯並びが悪いのか、そしてなぜそれを改善しようとしないのか。こうした点について詳しく見ていきたいと思います。

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日本人の歯並びの悪さは歴史的・遺伝的なもの

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日本人の歯並びの悪さは、縄文人と弥生人という異種の民族が交配してそれが日本全土に分布したことによって生じたと言われています。
はるか昔からの遺伝的な影響で現在にまで歯並びの悪さが伝わっているということです。
もともと顔つきや骨格が大きく違う民族同士が交配したことで、歯並びにも「バラツキ」が生じてしまったということかもしれません。
残念ながら東洋人の中でも比較的、日本人は歯並びが悪い方です。それには理由があります。その前に、まず日本の民族の生い立ちを知ると納得できるでしょう。

そもそも日本列島にはその昔、縄文人という民族が暮らしていました。縄文人とは東南アジアから沖縄を経由して日本に移住してきた民族で、眉毛が濃く、二重瞼で、エラが張り、浅黒く、彫りの深い顔立ちで、歯が小さいという特徴を備えた民族のことです。

弥生人が日本のほぼ全土に移動するに従い、縄文人との交配が進み、弥生人と縄文人の混血であるハイブリッド種、日本民族が誕生したのです。

このような歴史があるため、日本人の中でも弥生人の大きな歯の遺伝子と、縄文人の狭いアゴの遺伝子を受け継いだ人は、乱杭歯(歯並びがでこぼこの状態)や八重歯になり、弥生人の広いアゴと縄文人の小さい歯の遺伝子を受け継いだ人はすきっ歯になる傾向が強いのだといわれています。この二つの民族の交わりは、いずれにしろ島国、日本の運命だったと考えると、歯並び一つにも歴史がかかわっているのだということを実感できるかと思います。

「歯並びの悪いほうが日本人」と言われてしまう

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海外の方から見ると「日本人は歯並びが悪い」というイメージが強いようです。
特に、顔が似通っているアジア人を見分けるとき「歯並びが悪いほうが日本人」と言われることもあります。
歴史的な過程、遺伝的な面で仕方がないとはいえ、私たち日本人はもう少し歯並びの改善・矯正について高い意識を持たなければならないようです。
海外の方がみる、日本人の歯並び

一方で、日本人の歯並びの評判はよくありません。西洋諸国では、アジア人を見分ける時に「歯並びが悪ければ日本人」と言うほどです。
他国では歯並びを重視する文化があります。子供時代に当たり前のように矯正し、外資系企業に就職するには、歯並びが悪いと不利とも言われています。そういった意味では、日本の矯正歯科の文化は遅れているといえるでしょう。

日本人は歯並びに対しての意識が低い

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欧米では歯並びに対する意識が非常に高く、社会人で歯並びの悪い人がいると「自己管理能力に欠ける」などと言われる場合もあります。
欧米ではそれだけ歯並びが重要なステータスになっているということです。
それに比べると日本人は歯並びに対して無頓着な人が多く、もともと歯並びが悪くても「矯正しよう」とは一度も思わない人も多々見られるようです。
「歯並びによって笑顔の印象が左右されると思う」と回答した人の割合は、日本85.0%、アメリカ89.0%、中国90.5%と日本においても海外と同様に高い割合でした。しかし、元々歯並びが良くない人のうち「治療したいと思う人」の割合は、アメリカの79.3%に対し、日本は54.2%、「実際に矯正治療を行う人」の割合にいたっては、アメリカの50.0%に対し、日本はわずか21.3%だったのです。この結果から、日本人は歯並びの重要性については認識しているものの、治療意欲や治療率はまだまだ低いことが明らかになりました。

まとめ

多くの日本人が「歯並びが良い方がいい」と考えているにもかかわらず、治療に踏み切ろうとしない背景には、「矯正装置が目立つ」「痛い」といった矯正治療に対するネガティブなイメージが根強く残っているという事情があるようです。
「日本人は歯並びが悪い」という海外の人たちの悪い印象を払拭するためにも、私たち日本人は今まで以上に歯並びに対する意識を高めなければならないのではないでしょうか。
日本人同士であればそれほど問題ないかもしれませんが、今はグローバルな時代で海外の方と接する機会も多々あります。
日本人全体のイメージが悪く見られないように、個々人の意識が変わることが求められているように思います。

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