子供の歯の矯正でマウスピースの役割とは
via pixabay.com
まずは簡単にマウスピースの役割から見ていきましょう。
矯正で使うマウスピースには、歯を動かす作用があります。
これは口の中の機能を回復させるための訓練でもあり、ワイヤー矯正のように完璧な治療とは異なり、80パーセントほどの矯正を目指して治療が進みます。
歯並びとかみ合わせが大切になりますが、このマウスピースでは実用的な動作をスムーズに行うことができるようになります。
歳をかさねても、おいしくご飯が食べられるようになりたいと考えている方におすすめです。
これは口の中の機能を回復させるための訓練でもあり、ワイヤー矯正のように完璧な治療とは異なり、80パーセントほどの矯正を目指して治療が進みます。
歯並びとかみ合わせが大切になりますが、このマウスピースでは実用的な動作をスムーズに行うことができるようになります。
歳をかさねても、おいしくご飯が食べられるようになりたいと考えている方におすすめです。
マウスピースはどんな歯並びに使用できる?
上述したように、マウスピースでは100%の改善ではなく80%の改善を目指します。以下のような場合にはマウスピースが有効として勧められる場合が多いでしょう。
乳幼児の反対咬合(はんたいこうごう)
下の歯が上の歯より前に出ている状態(受け口)
叢生
スペースが足りない、もしくは歯が大きいために、歯が重なって生えている状態
(八重歯・ガタガタ・乱杭歯)
舌の癖
舌で歯を押しだす等のクセがあると歯並びに影響します。
小学生の出っ歯
上の歯が下の前歯よりも著しく前に出ている状態(上顎前突症)
鼻の疾患ではない口呼吸
いつも口をポカーンと開けている状態
子供の歯の矯正でマウスピースを使うメリットデメリット
こちらではマウスピース矯正のメリットデメリットを紹介していきます。
マウスピース矯正のメリット
・無色透明で近づいてみないと分からないほど自然に矯正することができる。
・装着の際に手術が不要なため、痛みや違和感が極めて低い。
・簡単に付け外しができるため便利
・ホワイトニングができる
・金属アレルギーでも安心して治療をすすめることができる。
・装着の際に手術が不要なため、痛みや違和感が極めて低い。
・簡単に付け外しができるため便利
・ホワイトニングができる
・金属アレルギーでも安心して治療をすすめることができる。
マウスピース矯正のデメリット
・1日の中で20時間はマウスピースをつける必要性がある
・抜歯が必要なほど歯がガタガタになっている場合は相談が必要
・矯正が必要な場所が前歯ではなく奥歯の場合
・取り外しが簡単にできてしまうため、マウスピースを付け忘れてしまう可能性がある
・抜歯が必要なほど歯がガタガタになっている場合は相談が必要
・矯正が必要な場所が前歯ではなく奥歯の場合
・取り外しが簡単にできてしまうため、マウスピースを付け忘れてしまう可能性がある
子供にマウスピース治療を受けさせる適した時期は?
小学1~2年生くらいからはじめるのがベターです。小学5~6年生だと大急ぎ!
小学3~4年生からだとなかなか素直にマウスピースを入れてくれない子もいます。小学校1~2年生から始めた方が習慣になりやすく素直にマウスピースを装着してくれてます。
どのくらいの期間つける?
マウスピースを装着する期間は、数カ月から数年です。(数週間で効果が出る場合もあります。)
マウスピースの装着をスタートしてからは、定期的に通院いただき、1年後に再診断し効果を確認します。
効果があれば、そのままプレ矯正を続けます。残念ながら効果が見られないようであれば、本格的な矯正へと移行をおすすめしています。
子供のマウスピース矯正の費用
マウスピースには様々な種類があり、保険の適用されない自由診療なので歯科医院によっても料金設定が様々です。あくまで目安にしかなりませんが、10万円~40万円と言われています。
子供のマウスピース治療のやり方
マウスピース装置の種類によっても使用方法が異なりますが、基本的には決められた時間にマウスピースを装着するだけになります。
マウスピースをして夜寝ます。日中は1時間以上装着します。(始めた年齢、歯並びで装着時間は違なります)簡単な個別のトレーニングを毎日3~5分ほど行ないます。
まとめ
今回は子供のマウスピースについて総合的にお伝えしてきました。メリットデメリットはありますが、マウスピースによる矯正は比較的費用も安く、装着するだけという簡単な方法で歯並びを改善することができます。マウスピースが適しているかは実際の歯並びによりますが、時期が遅いと本来受けられたはずのマウスピース治療が受けられないこともあるので早めに歯医者に相談すると良いでしょう。