インプラント治療は生命保険の対象外
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非常に高額な費用がかかることも多いインプラント。デンタルローンなどを利用して、無理なく返済していくこともできますし、医療費控除の対象にもなりますが、できることなら保険などで費用が賄えると助かりますよね。
インプラント義歯による治療は、先進医療給付金のお支払い対象ではありません。2012年3月31日以前に先進医療として認められていたインプラント義歯による治療は、2012年4月1日以降、保険適用に変更になりました。なお、一般的に歯科医院などで広く行われているインプラント治療は、従来通り、先進医療としての治療ではなく、自由診療となります。
残念ながら、生命保険ではインプラント治療は対象外となっています。一般的な生命保険や医療保険はもちろん、先進医療特約のついた保険であっても、インプラントは先進医療と認められていないため、対象外です。
以前は先進医療として生命保険がおりるケースがあった
実は、数年前まではインプラントの中でも一定の条件を満たしていれば、生命保険がおりる場合があったそうです。
インプラント義歯は、平成24年3月までは先進医療として認められていましたが、平成24年4月以降、公的医療保険の対象(3割自己負担)になりました。条件は先進医療における扱いと同様で、入れ歯等、従来の治療では回復が難しいケースのみが対象で施設も限定されます。なお、歯科医院で広く行われるインプラント治療は従来通り自由診療(全額自己負担)となっています。
現在は先進医療からは外れたので生命保険の先進医療特約の対象にはなりませんが、一部のケースでは保険診療が受けられるようになったということですね。
保険始期日からその日を含めて91日目以降に発病したムシ歯などの歯科疾病や、交通事故はもちろん、転倒したときの歯の欠損などでのケガ※で、日本国内で受けた歯科治療費用を補償します。
インプラント治療で対象となるのは、抜歯を伴うインプラントに限られてはいますが、一体につき最高で10万円を限度に、保険金が支払われます。ただし、保険プランによっては対象外になるので、ご注意を。
また、加入するためには条件があります。
【1】過去3年以内に歯科治療を受けたことがある方
⇒今から1ヶ月以上前に治療が終わっていれば加入OK
【2】過去3年以内に歯科治療を受けていない方
⇒今までに親知らず以外の永久歯を抜いた、または抜けたことがなければ加入OK
治療が始まってからだともちろん加入できませんので、心配な方は事前に加入をしておく必要がありますね。
先を見据えて必要ならインプラント対象の保険も検討しよう
保険始期日からその日を含めて91日目以降に発病したムシ歯などの歯科疾病や、交通事故はもちろん、転倒したときの歯の欠損などでのケガ※で、日本国内で受けた歯科治療費用を補償します。
※ケガでの歯科治療は保険始期日から補償します。
傷害保険は、日常生活における急激かつ偶然な外来の事故によりケガをした結果、死亡や後遺障害となったり、入院や通院した場合に保険金が支払われます。
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インプラントは生命保険の対象にはならないので、先を考えて金銭面が不安な場合には「歯の保険」を検討してみてもいいかもしれません。
いざ治療をしなければならなくなったときに困ることがないよう、しっかりと備えておきたいものですね。
いざ治療をしなければならなくなったときに困ることがないよう、しっかりと備えておきたいものですね。